＠日比谷 シアタークリエ(2022/02/03-17 20ステージ)
全指定 10500円
＠福岡 博多座 1/14-16
＠北千住 THEATRE1010 2021/12/25-26
＠大阪 サンケイホールブリーゼ 1/8-10
＠愛知 日本特殊陶業市民会館 1/28
作：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃] 演出：三浦直之[ロロ]
美術：中村友美 照明：阿部典夫 音響：池田野歩 衣裳：神田百実
映像：松澤延拓 ヘアメイク：宮内宏明、前田真里（M’s factory）
演出助手：斎藤 歩 舞台監督：藤本典江、山本圭太 設定考証：新野敏也
協力：喜劇映画研究会 制作：荒田智子（東宝）、川上雄一郎（キューブ）
プロデューサー：高橋典子（キューブ）、尾木晴佳（東宝）、今村眞治（東宝）
製作：北牧裕幸（キューブ）
出演：
木村達成：ビリー・ハーロック（セネットの助監督）
桜井玲香：アリス・ターナー（映画伴奏ピアニスト。ビリーの片恋相手）
小西遼生：中年のビリー（アーバックル映画のリバイバル上映に奔走する）
壮 一帆 ：メーベル・ノーマンド（サイレント映画のスター)
金田 哲（はんにゃ）：ロスコー・アーバックル(伝説のコメディアン)
元木聖也：デニー（配給会社勤務）
黒沢ともよ：ヴァージニア・ラップ(サイレント映画の女優。鳴かず飛ばず）
マギー ：マック・セネット（「喜劇の神様」と呼ばれた映画監督）
亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子、望月綾乃、森本華[ロロ]
羽鳥翔太 柏木凱斗
2022/02/05(土)晴 1:02-4:03PM(76/休25/78)前方中央 客席7割(350人)
客層：20-30才代女性中心。女性8割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、通常またはセルフもぎり。最前B列。換気が
強めでやや肌寒し、休憩時間は特に。当日パンフなし。物販。パンフ A4 2000円。
カーテンコール2回後規制退場。
1993年ナイロン100℃＠THEATER TOPS 初演。ロロ・三浦直之の演出にて。
舞台。額縁を前面、映画スクリーンに見立てたり、過去の絵面にしたり。数多額縁が
ある壁には、映像も投影。移動式の階段装置は夢の場面で積極的に動かし。等、日常
から変化していく趣向。
お話。スキャンダルで葬り去られた、伝説のコメディアン・アーバックル作品の
リバイバル上映を配給会社のデニーに懇願するビリー。その訳をかたる過去に往年の
監督、狂気じみた撮影シーンが重なる。二人が語り合い，ビリーが酔うほどに過去と
現実の境は曖昧になりながら、物語は進んでいく。
追想の芝居も、映画、映画人ならば時を超える不思議な感触がして、切なさより
快感を呼び。クリエーターの業と映画愛が混交、残酷な事件が相まっての幸福と
悲劇の物語が展開して堪らない。サイレント映画と愛した人々への憧憬、鎮魂の
念があるようで。そこには辛い現実を淡いファンタジー混じりに描く、ロロの
優しいタッチが感じるねこ。メイン配役は闊達、華やか艶やかで魅力的な絵面を
つくり。ロロの面々も汚くてキレイな人間味あるドラマを繊細なタッチで描いてて
素敵。
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