＠日比谷 シアタークリエ（2024/02/23-03/23 34ステージ）休演2/26.3/4,11,18
全指定 12500円 木曜夜割11000円 U25チケット4800円
＠福岡 博多座 3/27-31 7ステージ
＠大阪 サンケイホールブリーゼ 4/4-7 5ステージ
作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃]
美術：秋山光洋 照明：関口裕二 音響：水越佳一 音楽：鈴木光介[時々自動]
映像：大鹿奈穂、上田大樹 衣装：伊藤佐智子 ヘアメイク：谷口ユリエ
演出助手：相田剛志 舞台監督：福澤諭志、奥田晃平
振付：井手茂太[イデビアン・ クルー] 宣伝美術：榎本太郎
プロデューサー：高橋典子、浅見亜希子（キューブ）、龍貴大、尾木晴佳（東宝）
制作：瀬藤真央子（キューブ）制作助手：渋谷遥（東宝）
製作：北牧裕幸（キューブ） 企画・製作：東宝、キューブ
出演：
宮沢りえ：マーゴ（姉 小説家）
鈴木杏 ：ドミー（妹）
犬山イヌコ：ネネ（メイド）
堀内敬子：ミロンガ（マーゴの担当編集者）
水川あさみ：ソフィー（姉妹の父・軍需産業会社社長の秘書）
峯村リエ：グルカ（姉妹の母）
小池栄子：ナッツ（外国人 来訪者）
声の出演：廣川三憲、吉増裕士
2024/02/25（日）雨 6:03-8:59PM（92/休20/62）中段上手 客席満員（600人）
客層：2世代 女性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。当日パンフ A4 1枚 配役とスタッフ。
物販。パンフ B5変形 2000円 ポスター。カーテンコール3回 最後はスタオベ。
KERA過去作 再演シリーズ、今回は書き下ろし新作かつ自身演出の特別枠。
舞台。屋敷の庭と屋内が混同したよな不思議。上手に小ぶりの納屋、テーブルと椅子
後方に小川と橋、奥にカーテンと大窓。下手手前に応接セット、後方にクランクして
上がる階段。全体は白い壁に囲われ、樹木が侵食、ぶち破ったよな穴が数カ所あり。
お話。今より少し前、終わりが見えない内戦で東西に分断された国。西側で軍需産業
を営む一家の主は病の床にあり、家族への生活費が滞っている。愛人でもある秘書が
介護しているが、家族は近づけない等、問題ばかり。そんな中、希望は兵役から
逃亡中の長女の恋人からの便りなのだが。
面白いけど死にたくなる（死なないけど）、酷くて最高なシニカルストーリー。
それぞれが「良かれと思ったこと」の顛末、畳みかけが残酷で哀しい／寂しいのだ
けど、沈みはしないのはタフなキャラ（女優力？）故かしらん。すったもんだしても
戦争が覆い尽くす有無を言わせぬ恐怖はまさに今の感。別役実ばりの理屈張って
ズレる会話が可笑しい。マジックリアリズムをスパイス投入、また観客に扉を少し
開け、ガス抜き？するのが○。
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