＠荻窪 カラス・アパラタス B2ホール(2022/08/05-14 8ステージ)
全自由 一般 予約3500円 当日4000円 学生/予約・当日2500円
演出・照明・出演：勅使川原三郎 出演：佐東利穂子
2022/08/06(土)晴 4:10-7:23PM(60)後方より 客席ほぼ満員(21人)
客層：3世代、女性8割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。開場時10数人。雛壇に座椅子4列。
カーテンコール2回後トーク。学生の頃世の中に焦点が合わない自分と空想の世界が
合って感じた。ブレッドは地球が別れて恋人達はどうすると歌う。10代の言葉に
できないことも歌で表現できること。久々に本拠地・アパラタスに、この場所の
意義について。ヴェネツィア ヴィエンナーレ 金獅子功労賞のトロフィーを披露。
調子に乗っているように思われると嫌なのだが。創作に協力してくれたスタッフ、
観客の皆さんのタメに頂いた意義はあると思っている。
構成。スペイシーな音響、チェロの音楽、ノイズ。あわいのような床明かりの内外で
泳ぐように踊る。上下白、アイビーな衣装の佐藤と、距離を置いて交互にスポット。
前半中盤から、ブレッドの楽曲。上手と下手の壁に四角窓状明かり。舞台中央床に
スリット光が現れると、2人は対になって近接する。そんな場面が大きくループする。
終盤近く、夏目漱石 夢十夜 第一夜、男の夢に現れた、今にも亡くなりそうな女性
との愛の行方を描く の朗読が流れ。佐東がまさに百合の花と化し。シアトリカルに
ダンスとも演じ。
シンプルも効果的な照明だけど、今回いっそう。男女二人のありよう、関係性、
孤独なるありさまをよく現した感。ブレッドの楽曲中心にすえ、クラシカルな音響や
朗読ら、これまでのエッセンスを詰め合わせ。抑えられたトーンなるも、彩り豊かに
現してて、充足感あり。
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