＠荻窪 カラス・アパラタス B2ホール(2023/03/10-19 8ステージ)
全自由 一般 予約3500円 当日4000円 学生/予約・当日2500円
演出・照明：勅使川原三郎
出演：佐東利穂子
2023/03/19(日）晴 4:11-5:27PM(64？/12？)後方より 客席ほぼ満員(31人)
客層：3世代、ベテランがいつもより増え。女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。いつもの2F待機部屋は閉鎖もホール前に椅子を
列べて待つこと出来。勅使河原さんのドローイングは点数がさらに増えた模様。
早めに開場、座椅子4列。当日パンフなし。カーテンコール3回後トーク。
勅使河原 KARAS創立以来、今までに無かった稀有なことを目指してきた。
天使は大事な何か。力の無い、形の無い、弱くて暖かくて、どこにいるのか
判らない不確かなもの。外からやってきた何かが救いになる。天使とはあなたが
それぞれ思うこと。
佐東 情けない、役に立たないことが支えになっている、力をなっていることを
感じられるように踊り続ける。
勅使河原 気になる弥勒菩薩、早逝したデュプレの演奏に天使を感じる 等。
上下オフホワイトのボディスーツ、黒ビキニパンツの佐東。手足が歪んだ姿勢で
横臥。離れて見守り、手引きするように動く勅使河原(黒衣)。しだい、ゆるやかに
同調、佐東は立ち上がりほどけていく。逸れも束の間、断ち切られて苦しめられ。
バロックの静謐で穏やかな音楽へノイズ混じり、悪魔的な音声が。勅使河原も
また例外でなく、壁を叩き手詰まりかという場面も。隷属＜＞解放の繰り返しかと
いう。床に射す淡いスポット、後方に拡がるスリット状の光の明滅は希望と絶望の
印のよう。翻弄されながらもそこにあり続ける、儚くも確かな力を感じさせてくれ
心動かされるねこ。
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