＠池袋 東京芸術劇場 シアターイースト（2024/09/06-08 4ステージ）
全自由(整理番号付き）一般5000円 U-25 4000円 早割りチケット各料金500円引き
原案：畑の中の野うさぎの滑走一匹のトカゲが焼けた石の上を過った
―昭和・平成・令和を、笠井叡と共に生きる― 著者：笠井久子
振付・演出・構成・出演：笠井叡音楽：角田寛生 衣装：北村教子
ドラマトゥルク：呉宮百合香 照明：吉田一弥 音響：稲荷森健 舞台監督：河内 崇
宣伝美術：ヤング荘 企画・製作：髙樹光一郎（一般社団法人ハイウッド）
制作：林 慶一 プロデューサー：笠井久子 主催：一般社団法人 天使館
提携：公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
協力：公益財団法人セゾン文化財団
出演：KAi MiWA、川村美紀子、小倉笑
2024/09/08(日）夏日 2:01-3:26PM(1'25)中段上手 客席満員（190人）
客層:3世代 ベテラン多め 女性過半数。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。開場時50人待ち。最前D列。当日パンフ A5 3ページ
物販。原作本。カーテンコール1回 久子さんも。
久子さんのブログをまとめた本テキストをモチーフにした新作。
舞台。後方天井から末広がりの床面～客席前まで白い二条の帯、で蔽われ。
後半は床に月面を投影したり。
構成。・赤紫照明、ビートの効いた音楽、客席通路からセクシーキュートな3匹の
うさぎ。トカゲなブラック笠井が中央、発話・人は動物ではない、動物は人、
自分は人肉を食べる。四つどもえで踊り狂う。客席にも降りて猛る。
・暗転から振付の時間。ジャンケンで美紀子さんが負けて、笠井さんを振付ること
に。ダンスレッスン。やったことがない動きをしましたと笠井。
・ダンスバトル。MiWA×笑。最終日なのでジャジはお客。MiWA勝ち(昨日は笑勝利
とか）笑さんのが情感を乗せてて○と思うねこ。
・久子さんのテキストを割り台詞で発話しながらデュオ。笠井 時は止まったのでは
ない破壊されたのだ！～ドビッシー月光 でソロ、客席へ。
・十二単な姫衣装の川村美紀子、狂乱。
・うさぎ3人、それぞれのソロ。3人で割り台詞で発話、衣を纏わぬ久子さんが
（介助者に補助されて）歩きすぎる。うさぎ3人、MiWAさんが闇と声を上げ暗転。
ダンス三昧、気鋭の曲者ダンサー3人と笠井叡が踊りまくる。久子さんのテキストを
得て、言葉＝声もまた自在に踊る。誰1人似ることがない、身体言語、技術と感性の
競演が素敵。久子さんテキストの場で纏わずのご本人が横切る（心が踊る）場面に
ほろりするねこ。
アフタートーク 3:33-3:55PM(22)
笠井叡、笠井久子 司会 呉宮百合香
笠井（制作の提案公演、聞いたときどうでした？）できるか半々、出来れば
避けたい、他人の距離じゃない。（斜め見と首傾げ）恥ずかしい。
（着眼点は）自分が自分を踊るのは難しい。しかし純人間的な関わりの中から、
何か家族の中から出てきたものはあるのではと。生物的な流れの方がリアルと
気づいた、純人間的なんてたいしたことはない。
久子 踊れないので書くしかない。言葉を出すと生きている気になる。心に浮かぶ
つまらない事も言葉に出せたら。（闇に光、祈りが感じられました。）暗い時代、
身体（からだ）が動く限りは止まってはいけないと。天使館は誰でも、線を引き
たくはない。身体を見つめて、お稽古をして自由に出て行く。ガザ。パレスチナは
共有してた場所、分裂が悲しい。身体は命、命は身体。自分を愛するなら、
他人（ひと）の身体を殺してはダメ。悲しい時代に少しずつでも先に向かって
歩いて行きたい。
笠井（暴力的なものとダンスが裏テーマと。）（原作と舞台上でテキスト使用）
連合赤軍、そういう異質なものとダンスをどう結ぶのか。
（もう一つの「夏の記憶」のテキストも採り上げていた。声と動きについて）
これだけダンス的な動きの中で声を出すのは珍しい。、耳と目から入るものは
違うのが大きい。
久子（ダンスになってどうでした）若い身体が踊ると、私の身体も踊ってしまう、
とても楽しい。暗い終わりだけど、うさぎさん達がいる限り、踊って行きたい。
質問 叫んでいたお姫様は久子さん？、それとも？。
笠井 全人類的な意味なところがあるなら、川村さんであり、久子さんでもある。
（色々と繋がる瞬間がある。）MiWAさんの声は別、まるで血液。笑さんは囁くと
女性、大きな声をだすと男になって、びっくりする。
質問 歌の練習を普段から？。
呉宮 ダンサーの歌唱歴を紹介。
笠井 稽古は動きは後、まず声の練習から。（最後まで声の調整をされていた）
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