＠日本大通り KAAT 神奈川芸術劇場ホール(2024/01/08 1ステージ)
全指定 一般前売6000円 U-25 4000円
振付、演出・構成：笠井叡
照明:森下泰(有限会社ライトシップ) 音響:稲荷森健
衣裳:萩野緑 衣裳補: 山口慎子 映像:中瀬俊介 舞台監督:河内崇
ライブカメラ:遠藤正典 3Dモデリング: 角田寛生
宣伝美術: ヤング荘 スチル記録撮影:bozzo 映像記録撮影:栗林孝行、染宮久樹、
神之門隆広 アシスタントスタッフ: 金子美月 会場運営スタッフ: 奥村優子、
黑木裕太 制作:高樹光一郎、林慶一 プロデューサー:笠井久子(一般社団法人天使館)
主催:一般社団法人天使館 提携:KAAT 神奈川芸術劇場
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：(原作役柄）
森山未來 ：タミーノ（王子）
大植真太郎：パミーナ（夜の女王の娘）
島地保武 ：パパゲーノ（タミーの従者 鳥刺し）
菅原小春 ：パパゲーナ（パパゲーノの伴侶）
笠井叡 ：ザラストロ（賢者 パミーナを捕らえる）
辻本知彦 ：夜の女王（ザラストロと敵対する）
2024/01/08(月祝）晴 3:09-4:43PM(1'42）1F上手前方 客席7割？(800人？)
客層：2世代、20-30才代女性最多。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。当日パンフ A5 3ページ。チラシ束と別途なのが
○。通常客席、2,3Fのサイドは空席。物販。笠井叡新刊本、終演後サイン会あり。
カーテンコール3回。
2021年「櫻の樹の下には -笠井叡を踊る-」、翌年「同
カルミナ・ブラーナを踊る」
に続く、謎解き(！？)舞踏シリーズ。続投出演者に加え、紅一点・菅原小春を加え。
テーマは魔笛に込められたフリーメイソン結社のあり方への問いを明らかにすること
とのこと、らしい。
構成。黒衣のヤクザな若衆が真っ赤な番傘をさして客席から登場。笠井さんは
黒マウン、胸飾り、サングラスの闇の博士然。結社の指令を若衆に明かして、導いて
いく。背景に3D-CG、道なり柱の列、ピラミッド型にフリーメイソンの目など。
魔笛のアリアらを流しながら、ソロとデュオ中心のダンス。箸休めでお喋り。
中盤からは舞台奥をサロンとし、前面で踊り、後方でわちゃわちゃとし。やがて
人間はその存在を消し、接ぎ木で繁殖する植物と化し、愛は残る（かな）。褌一丁
（小春さんも、ただし晒し巻き）で肉体饗宴。終盤は魔笛の登場人物コスプレにて、
笠井・ザラストロへ仕返し逆転、恒例の吊し上げ～白浪五人男気取り～フィナーレ～
笠井さんの藤圭子（だっけ）でソロダンス～カーテンコール、一応平謝り（観客と
モーツアルトへ！？）
今回もとても楽しい。発話含む身体言語の手数が多し。自由闊達、箸休め忘れず。
褌一丁での肉体の美しさとカッコ良さ。背景のモノクロ映像もセクシー。丁々発止の
ダンスはさすが見もの。番頭役のような、島地保武・パパゲーノが終始活躍。ほか、
個性の面々の絡みが面白く、ずっと観ていたくなるねこ。
（当日パンフより）
第一幕
第一景 美と叡智に永遠の冠を(全員)
第二景 あんたはおいらの者! (パパゲーノ パパゲーナ)
第三景 灼熱の炎の中を通って (タミーノ パミーナ)
第四景 試練 (夜の女王 パミーナ パパゲーナ)
第五景 おいらは首を吊りたい! (パパゲーノ)
第六景 安らぎはただ死の中(パミーナ)
第七景 イシスとオシリス (全員)
第八景 地獄の復讐(夜の女王)
第九景 神殿の壁の内(タミーノ パパゲーノ パミーノ)
第十景 恋の歓び(パパゲーナ)
第十一景 イシスとオシリス(タミーノ)
第十二景 ザラストロの行進 (ザラストロ)
第二幕
第十三景 人間は神になる (タミーノ パミーナ パパゲーノ パパゲーナ 夜の女王)
第十四景 ザラストロ万歳 (タミーノ)
第十五景 勇気(パミーナ パパゲーノ)
第十六景 ザラストロは何者(全員)
第十七景 フムフム(パパゲーノ パパゲーナ)
第十八景 魔法の調べ (パミーナ)
第十九景 恐れることはない (夜の女王)
第二十景 この美しい絵姿 (タミーノ パパゲーナ)
第二十一景 おいらは鳥刺し男 (パパゲーノ)
第二十二景 助けてくれ蛇に食われる! (タミーノ)
第二十三景 オーケストラ (全員)
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