＠荻窪 カラス・アパラタス B2ホール（2024/11/02-11 8ステージ）
全自由 一般 予約5000円 当日5500円 学生/予約・当日2500円
演出・ 照明：勅使川原三郎 アーティスティックコラボレーター：佐東利穂子
主催：有限会社カラス 企画製作：KARAS
助成：文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))｜
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：宮田佳、佐東利穂子、勅使川原三郎
2024/11/04(月代祝）晴 4:07-5:13PM(65)後方 客席9割（35人）
客層:2世代 ベテラン多し 男女半々。
客入れ:感染対策 特段なし。開場時10数人。雛壇に座椅子4列。当日パンフなし。
カーテンコール2回後トーク10分。
勅使河原 幻想というテーマは容易いものではない。言葉にならない、幻想そのもの
を表す。動きで終わるのではなく、確定された固定観念でなく。ダンスであれば
許されるものと。
佐東 その先の扉を開ける、暗闇がここにある事を日々感じながら。
勅使河原 終わりのない始まり、言葉だけでなく、魂で。
宮田 私がここで喋ると「幻想」が崩れるのでは。自分の中の幻想体験の累積が
この環境でフラグメントで出てくる（勅使河原 今も出ています。）
この後、海外在住での幻想体験を語りだし、ほどほどでと勅使河原さんに
止められる。
勅使河原 嘘と本当も、互いを見過ごしていることがある。
KARAS創立メンバーである宮田佳を入れての新作トリオダンス。
床が仄明るい（日没？）河畔のような、影が枝なす森のような、闇に丸く覆われた
洞窟のような、場所。そこで、3人の空気のダンスは無限ループに入ったよう。
勅使河原さん、佐東さんのデュオは目まぐるしくダイナミックに。客席前（降りる
ことも）で光を纏い、クローズアップとばかりに迫り。宮田さんは折々で声なき声を
上げ、念が滲み出すような佇まいで怪異の記憶を表し。KARASカンパニーの「転倒」を
久々にみるねこ。
照明、音響らの場とダンスが渾然一体となった、陰影が織りなす絵面に魅了されるねこ。
宮田さんは独特の濃淡に協調しててさすが。
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