＠下北沢 ザ・スズナリ(2009/5/4-5 2ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全自由 予約 一般1200円 学生（高校生以下も含む）700円
当日 一般1500円 学生（高校生以下も含む）1000円
作・演出：畑澤聖悟 照明：浅沼昌弘 音響：藤平美保子 音楽:盛隆
舞台美術:山下昇平、畑澤聖悟 舞台監督:三上晴佳 ドラマターグ:工藤千夏
制作:渡辺源四郎商店 主催・企画制作：渡辺源四郎商店 後援：RAB青森放送
1「シュウさんと修ちゃんと風の列車」（1999年青森放送制作）39分
出演：
ささきまこと：修ちゃん=寺山修司
牧野慶一[劇団雪の会]：シュウさん=太宰治
工藤静香 ：少女
工藤由佳子：先生=淡谷のり子、イタコ、女医
高坂明生 ：車掌
工藤貴樹 ：大道寺直秀
工藤千夏 ：母親、津軽満手姫、看護婦
畑澤聖悟 ：効果音
2「県立戦隊アオモレンジャー全国放送版」（1998年青森放送制作）前説5分+11分
出演：
工藤貴樹 ：リンゴレッド、下っ端ナマハゲ
工藤良平 ：イカブルー、下っ端ナマハゲ
工藤静香 ：ホタテピンク、県外の客
工藤千夏 ：シャコイエロー、県外の客
工藤由佳子：イタコプラック、長官秘書、県外の客
ささきまこと：ナマハゲ、アスパムの店員
牧野慶一 ：八甲田長官、アスパムの店員、下っ端ナマハゲ
高坂明生 ：効果音、演奏、タムラマロ、太宰ロボ
畑澤聖悟 ：ナレーター、下っ端ナマハゲ
2009/5/5(祝火)雨 7:01-7:57PM(39/MC5/11)中段下手 客席8割(70人)
客層：町内会な幅の広さ、女性過半数。
客入れ：ハキハキと案内誘導、ベンチ2、ひな壇にパイプ椅子4/通路/3列とゆった
り目の配置。 折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。挨拶、細かい解説、
配役、スタッフ、予定。次回公演 11/5-8「今日もいい天気」＠こまばアゴラ劇場
ほか、青森公演いくつか。物販。シュウさん…の脚本は売り切れ。アオモレンジャー
の完全脚本収録本販売。 カーテンコール1回1分
ラジオドラマ2本の番外企画公演（平成11年度文化庁芸術祭大賞作と、ローカル
ヒーローの先駆け作）。
1「シュウさんと修ちゃんと風の列車」
舞台。前方に椅子5、後方本公演装置の書架前に音効器具と担当。壁の上に華華し
い赤の風車が並び（恐山 賽の河原？）。
お話。青森から東京へと向かう家出少女。鈍行のまどろっこしさに眠りに落ち、
現れたのは「シュウさん」「修ちゃん」、そして亡き女性歌手や武家の子、空襲で
逝った家族…。母と母なるものを巡る物語。
行きつ戻りつする電車と時空に、断ち切れぬ母への思慕の念と郷愁を浮かばせ。
寺山修司、太宰治ら、県ゆかりのテーマな人物が続々。期待の舌戦は軽く剣をあわ
せた程度も興味深く。自分探しにありがちな多弁押し付けに墜ちることはなし。
ユーモアぽつぽつ、ほどよいテンポの会話で観る者の共感をよぶものとし。
音効氏の所作や道具が役者より派手で、つい目を奪われ勝ちなのが難かな（いや、
楽しいのですけど）。
2「県立戦隊アオモレンジャー全国放送版」
「愛県心高揚ドラマ」として全県の怪人を倒す予定が、7話で打ち切られて残念だ
ったとか前説。リンゴレッドだけ、本格コスチュームでハイテンションに登場。
ちょっと引き気味の大人客席に主宰氏からすいません（笑）。ほどよく暖まった
ところで本編。
お話。観光物産館「アスパム」が、突如ナマハゲの大群に襲われる。その危機に
立ち上がる県ゆかりの英雄達。
必死？ノリノリ？、ダザイロボやら、毒と茶目っ気あるキャラとアイテム続々。
一気呵成の脱ヒーロー物語の愉快なこと。共犯ですよと念押しの主宰氏に、ええ
ですよ、な盛り上がりをみせた客席も良い感じ。
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