＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2010/1/2-3 4ステージ）
http://www.komaba-agora.com/
全自由 予約 一般3000円 学生2000円 高校生以下1000円
当日 一般3300円 学生2300円 高校生以下1300円 「工藤さん割引」あり
＠青森 アトリエ・グリーンパーク 9/23-26 2版×2ステージ
作・演出：工藤千夏 音響：藤平美保子 舞台監督：浅沼昌弘 舞台美術：工藤昇平
演出助手：三上晴佳 宣伝美術：Griffe inc.（工藤規雄+橋本麻由実）
制作：西後知春、おりゅう 総合プロデューサー：畑澤聖悟
企画制作：渡辺源四郎商店工藤支店 提携：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
大林洋平 ：男、夫
工藤由佳子：女、妻
天明留理子（青年団・1/2）、山藤貴子（PM／飛ぶ教室・1/3）：別の女
夏目浩光（RAB青森放送）、落合昭彦（えふえむ花巻・FM One）：声の出演
2011/11/3(月)晴 2:07-3:27PM（1'20)前方中央 客席満席(70人)
客層：中年層が多い大人客席。男女半々。
客入れ：和服美人が出迎え。受付開場同時。劇場支援会員、一般の順。入場時20，
30人。ベンチ2、椅子3。前方から埋まるコアなファン中心。折り込みチラシそれなり
パンフ A4 3ページ。挨拶、配役、プロフィール、予定。4月青森 5/4-8スズナリ
「どんどゆけ」「あしたはどっちだ」再演。6月青森東京 工藤支店新作。
物販。脚本1000円ほか。 カーテンコール1回。
初演は居酒屋＠青森だったとか、東京地方へのお年玉公演。
舞台。レースの紗幕が後方。時折役者が越しにのぞいたり。バッテンが描かれた黒い
簡素なテーブルとも、怪しいムードを醸し。
お話。若くもない地方銀行の女性行員。ＡＴＭで惑う自称中近東出身の男性に声を
掛けたをきっかけに、お后選びに強引に誘われてしまう。現実離れも離れすぎている
ため、逆に現実味を感じたのか。一時の資金不足と窮状を聞いては貸し与え、
騙されたと訴える女性が現れても信じ込まされてしまう。そんな女性行員の未来は
どうなるのか。
童話の本も閉じれば味気ない。正月から侘びしい芝居だけど、この面白くて寂しい
感じは、今のリアルということかしらん。わざと騙されてるよな女性行員を愚かと
笑えない、きりきりと痛む孤独感が沁み。中近東のテロと聞いても絵物語、非現実感
があるところも共感できて、むむむ。サイドに現れる多忙夫へ工夫の豚料理を供する
も、歓心かなわない妻＝行員妄想？もまた切なく。男性役・大林さんの巧みな演技が
詐欺と夢想まぜこぜ、紙一重の面白さを支えて○。
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