吉田朝 ひとり芝居 「８・８・８−ハチナラビ−」
＠下北沢・ザスズナリ (1995/6/16-19 5ステージ) 前売り指定3000自由2800
当日＋200
作・演出・出演：吉田朝
1995/6/18(日)3:00-4:40PM 晴 客席８割
一人芝居も何回目かな。前回あたりから、うかがえた通したもの感じる今回。
人の底の暗い部分。孤独とか不安とか。雨の日・家の中、自分の中のそれを
のぞいた人達の姿。それで、だからどうの行方は、よくわからないけど。
よく解らず勘繰るねこ。もっともマンガかあ、な変なしぐさや声での笑いあって、
観てて楽しい。
吉田さんの一人芝居って、台詞以外の部分が多くて好き。無言の風情、細かな
しぐさ。女性の手、目線とか、まあ細かいです。擬音やマイムっぽいの多いの
、太地企画で、世界回っての成果かしら。
今日のねた
１リンボウ：ふくらましたカエルのようなお腹。どくどくしたものが腹に入ったり
飛び出たり。腹にいれたのは人の業か。よくわからない。
２もしもし奥しゃん：もしもし奥しゃん、早川だけど。尾行して、劇場で隣の席で
アンケート用紙でＴＥＬ番号観て・・。だからどうしようということも、無い男
嫌悪でも好意でもなく、得体のしれない不安感がいい。
３素敵なパパ：かみさんが風邪でダウン。中年おやじがじゃあねと食事作り。みそ
汁の具はなし、スパゲッティの具はうーん。偉そうにしてるけど、いーとこあり
のおやじ。ちと、誇張ぎみで可笑しい。子供のいないちょっと寂しい夫婦っての
も隠し味。
４ひまわり：中年のホステス。雨。こころよせてるお客、来なくて、店の子といろ
いろお話。その男は別の子と・・。自分の家に自分で留守電。ご苦労様って。
行き場ない悲しさと一緒、傷ついても生きていく姿、○。
５海：海辺で二人は、あれこればなし。なにかが起きそうで・・・。
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