山の手事情社 実験公演「即興としての演劇」
＠代々木・フジタヴァンテ (1996/6/14-16 ４ステージ） 前売2000当日2300
構成・演出：安田雅弘
1996/6/15(土)7:30-9:30pm 晴 桟敷最前列から 客席満員(150人)
稽古場の稽古公演。さまざま肉練、エチュード紹介。上手、机に安田氏と記録
とる演出補さん。役者は12人。稽古といっても、どっかおそろいな衣装。山の
手らしい、おしゃれこだわりあり。
お客や安田氏のお題（10万もらって何使うかな、嬉しいけど悲しいよとか）に
瞬発創造、劇する。すごい。インディージョーの気違い演技など間近でみると、
なおさら圧倒。ありきた即物的なのはしょうがないか。でも、甘さをシュール
さにもっていったり。狡さある役者いたりで○。安田氏は役者にやじというか、
クールにコメント。実のところ、演技より面白かったりする。
役者の体と頭ボロボロ。になるまでやる。信じて？演出に従う役者ってすごい
ね。なにが彼らをそうさせるのやら。稽古場を楽しくしたいと安田氏。思考し
、思い通りか裏切りの両反応が得られる演出家が一番楽しそう。今回のように
即興だと一人一人、いわば演出家になれる。そういうことかな。
役者の体と思考が、同時進行で直に感じられるのは面白し。客席と役者の時間、
共有。なんてえか、愛情ももてる。またやってほしいねこ。あと、望むは新稽古
ねた。
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