44（よし）Produce Unit YAHOO VOL.4「努力しないで出世する方法」
＠中野・スタジオあくとれ(1997/11/22-30 12ステージ)
全自由前売り2000当日2200 問い合わせ03-5996-2883
作・構成・演出：じんのひろあき
出演：４４（よし）北川、かなやす慶行、井上カオリ、本丸仁美、塚本拓弥、
多田祐子、田中裕太郎、橋本亜佳子、さわまさし、渡辺浩子、榊陽介、吉久直志
平野めぐみ、光延朋哉、斉藤麻英子
1997/11/24(月祝)晴れ 7:30-9:10PM 前方より 客席満員(60人)
客層：２０才代中心に幅広く。父兄も結構？。客入れ：当日券。開演１時間前から
少人数でもきちんと番号順に整列、受付の応対も○。前売・売り切れの回も３、４
あるみたい。じんの氏の脚本いくつか販売。「自由を我らに」初演の分厚い役者
インタビューパンフも(300円）。
旗揚げ３回目公演で1000人を越える動員を成した、４４Ｐ。その勢いに乗り、早速の
「自由を・・」再演と、じんの氏の本新作をもっての連続公演。
舞台。貸し稽古場なせいか、ベニヤな壁と折り畳み机以外なんもなし。
お話。一つの稽古場、同時刻に二つの劇団がバッティング。どっちも本番１週間前
譲れない両者は同時稽古開始。でも相手が気になって罵詈雑言。おまけに主宰通し
はやむなく袂を分けたかつての仲間。それ故、冴える突っ込み、侃々諤々の内にも
あれまあ、とってもいい方向にいっちゃって。直接間接パロ（第三舞台、キャラメル
ボックス、惑星ピスタチオ、つかこうへい 他）な小劇場ファンサービス？も楽しい、
稽古場オマージュ・アクション活劇。
巧者・じんのひろあき氏のやってくれるホン。その巧みなプロットの上昇気流に
乗り、高く駆け上がってゆく若い役者達。等身大に楽しげに、演じる彼らの顔つき◎
なんか羨ましいねこ。バッティングとその後の捻りアイディア○、関わる者達の
葛藤を芝居を創る過程に織り込ませる巧さ○、演劇人への溢れる思い○、一点に
向かい次第に加速、高揚する展開○、さに乗せられ、マジで感動しそうになったねこ
（してもいいだけど悔しいから、いや）。そんなひねくれ者でも、面白さには太鼓判。
一見の価値十二分にあり。
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