遊気舎「源八橋西詰 げんぱちばしにしづめ
I'M STANDING AT THE CROSSROADS AGAIN」
＠下北沢・駅前劇場(1998/3/3-8 9ステージ） 全自由 前売3000当日3300
作・演出：後藤ひろひと 出演：久保田浩、山本忠、楠見薫 他全5名
1998/3/3(火)晴れ 7:30-8:50pm 最前列から 客席６割(100人）
客層：20-30才代中心。女性過半数。渋いタイトルに惹かれたのか？、年輩の男性客
ちらほら。客入れ：階段で整理NO.プラカードもらせ整列。ショッピングバックに荷
物預かりの配慮あり。なるも混まない今回はもひとつ。預かる理由を言えば、頼む
人増えると思うねこ。客席、前半分桟敷。後方椅子席から埋まり、桟敷はがら空き。
もったいない。台本とかいろいろ文章一杯のパンプ(1000円）○。
大阪で'96初演。今回、東京も入れての再演。小ユニットの遊気舎は初めてねこ。
舞台。角ブロックな段違椅子？が両側。交差点コーナー？。
お話。オムニバス形式、役者２人ずつの会話で繋ぐ構成。１気違い屋の話（久保田
山本）。死刑確実の囚人。命助けてあげるという男の提案とは。２看板女優の話（
楠見、山本）。売れない劇団の座長と「看板女優」。提案された起死回生の芝居に
女優は。３童話作家の話（楠見、久保田）。病院待合室、男に少女が語る悲しいお
とぎ話と・・。
トリッキーな筋立、に人の業な悲しさ滲ます台詞、を役者芝居で魅せる。いつにな
く会話劇な遊気舎を堪能、シリーズ化希望ねこ。３つのお話、それぞれ意外性あり
面白い。気違い屋。囚人の本心みえず、男の提案の理由もなんか釈然とせず。？と
思って鱈・・。なるほろのラストに得心ねこ。看板女優。欲に駆られ看板で売れる
ほどに、不本意な演技しちゃう悲しさ。アイロニカルな楠見＋山本の演技◎。童話
作家。芝居の約束事も逆手に取ったアイディア○。劇中童話◎。残酷で美しい、深
い悲しみの裏打ちもあって一層感。客いじり。背の高い人がターゲット、今回女性
に限らず。ゲスト（東京は毎回同じか）もお楽しみ。
今までともすれば、芝居を中断させてた、奇天烈キャラ。シリアスな中にわけあり
でとけこませた巧さある今回。特に、楠見薫さんがいい味わい。単純、笑わせもす
るし。久保田さん。羽曳野の伊東未満、人間風車の童話作家以上。人間風車での普
通過ぎて生彩ない役より、今回のキャラのが活きて感じるねこ。音楽。全編ブルー
ス。ライ・クーダー（主にパリ、テキサスから）のギターが、ここぞと入るとこな
んか◎。くぅー、痺れるっスって感じ。
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