遊劇体「百夜の夢＃３〜サイケデリックの関係」
＠新宿・タイニイ・アリス (1998/11/3-5 3ステージ)
全自由前売り2500当日2800 ※高中1500円
作・演出：キタモトマサヤ 照明：金森朗 音響：大西博樹 衣装：戸田和代
舞台美術：帰山玲子 小道具：重松論子 宣伝美術：芝 真由美
出演：小谷大志 （主人公・ウミヒコ）、坂垣博人（主人公弟・ヤマヒコ）
戸田ともよ（主人公母・ママ）、 藤原さくら子（医師ほか・サクラコ）
帰山玲（レイコ）、シゲマツサト子（サトコ）、西原かおり（カオリ）
平田美雪（ミユキ）、山口茜（アカネ）、丹乃のん太（アキコ）
1998/11/3(祝・火)快晴 7:00-8:40PM(1'40) 最前列より 客席7?割(50?人)
客層：老若男女、20〜40才代まで。男性過半数？。
客入れ：フラッシュ点けなければ写真OK?な注意、7時丁度開演、98分で上演と言い
切って開演。その通りきっちり進行して終演。
昨年の百夜の夢＃２に続く、悪夢シリーズ。今後、京都、大阪公演あり。
舞台。闇を背景に金網を壁として巡らし、中央パイプベット天井にも。床にはサイ
ケな花の模様。
お話。悪夢から覚めるたびに女がベットで死んでいる。男がドラック漬けで出会う
、６０年代そのまんまなサイケな衣装、言動やらの殺した女達の妄想。男根な操作
棒の治療用リモコンを使用したり、ピ◎チューショック療法したりなきゃぴきゃぴ
白痴女医とセクシーコスプレ看護婦達。母親にリモコンで操られているのか、鉄人
なオカマ野郎な弟。怪しいぞっとしない闇鍋をつくる女。そんな女達、家族、母親
に囚われ脅かされる主人公は自殺を図ろうにも、死の寸前で覚め、悪夢の中へ。
猥雑、いかれた悪趣味なイメージいろいろ。ハイテンションに切れたり、異様なム
ードで不快さ振りまいたりな役者。女達が金網越しに人形のように見つめてる不気
味さなど○。久々の暗黒面な舞台で面白し。エンジンカッターで火花を飛ばしたり
など、得意らしい野外劇でみたいと思わせるとこもあり。破綻した主人公の行動も
主人公の母親への思慕の念、拒絶されることへの怯えと孤独を底に感じさせて○。
60年代アングラな外観で無理やり昨今流行いれたりは、いかにもおやじ趣味で△。
うーん、こまっちゃうねこ。看護婦コスプレ場面などはてれてれとゆるく、舞台より引
いてる客席雰囲気のが面白いほど。ちと刈り込み希望。
小谷大志さん。作家の意向を体現する、緊張感ある熱演で○。女優さんのなりきり、
イッテル演技○。藤原さくら子さんなど、美人な子が結構ヒドイ役回りなのがいいや
ら悪いやら。
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