ヨーロッパ企画 第８回公演「サマータイムマシン・ブルース」
＠京都・河原町 アートコンプレックス１９２８(2001/8/23-26 6ステージ)
http://www.pan-kyoto.com/ac1928/index.html
全指定 前売800円 当日1000円
作・演出：上田 誠 舞台監督：石田剛太 舞台美術：酒井善史
音響：上田 誠 照明：藤田 奏 制作：諏訪 雅ほか
出演：
石田剛太、酒井善史、清水智子、諏訪 雅、瀬戸中基良、玉田晋平、
永野宗典、本多 力、松田暢子、中川晴樹
2001/8/24（金）猛暑 7:03-8:53PM(1'50) 前方より 客席超満員(120人)
客層：どうみても学生な若い客層。男女半々、お友達通しの子が多し。
客入れ：車が通る四つ角まで列が延び、やや危なし（注意誘導あるも）。
入場時で予約30人、あと40,50人は当日か当日精算券？。整列誘導は
ややゆるめ。10人ずつ３階へ移動、入口で荷物預かりあり。慣れてないのか、
係員ぎこちなし（制作が気を利かして補助。渡すときは荷物の半券を取って
渡してほしいねこ）。階段状の全桟敷、前後は余裕 最後尾に椅子あり。
満員も詰めはなし。
折り込みパンフ。A4三つ折り。メンバー近況、グッズ紹介、データ掲載。
キャスト表なし（最後に紹介あるも、よくわからずねこ。）
物販。過去戯曲(300,400円）、ビデオ(800円)、Ｔシャツ(1500円)
次回公演。12月になんば・よしもとrise-1にて新作。
同志社大小劇場出身とか、メンバー、スタッフは現役学生な若さ。京都の
小劇場紹介で最近よく見かけるので気になってたねこ。東京では、2001/5
「Ｅ−１グランプリ http://www.kyowakoku.net/」＠本多劇場で優勝。
今年のＧＧフェス一次予選通過 http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/gg01/
(9/2選考会で出場決定。）と知る人ぞ知るな現状。
舞台。リアルな大学サークル部室。コンクリート壁に安普請な内装、調度。
上手に木立覗く窓、ビールラックに畳を置いたベット、ラジカセ、ファミコン
ＴＶ。後ろのドアは暗室入口。正面壁に小黒板、冷蔵庫、電子レンジ、アイロン、
炊飯器、ポット、ウクレレほか。カラーボックスにマンガとか。下手手前に折り畳
みテーブル、丸椅子。隅になぜか工事現場の用品、雑然とあれこれ。壁の棚に
数個の洗面器とシャンプーお風呂セット。学内のシャワーを使っているのか、
なありげ。
お話。老朽クーラーのリモコン壊れ。というのもバタバタしてる間に、コーラ
？（だったか）こぼしちゃったため。しょうがない、暑いなあ。愚痴りながら
部屋の隅をみると、変なもの。なんだこりゃ、これってあれ、ドラえもん型の
タイムマシン！？。いじってる間にそいつ消失。すぐ帰還も、ショック、大騒ぎ。
ノリで過去へ、でもってリモコンが濡れないようにしたら？。ナイス・アイデア
と見送るも、それって過去を変えること！？。やばいよ、連れ戻そう。これが
すんなりうまくいかず…。な、ＳＦなのかなな、シチュエーションコメディ。
カクスコなおばかさ、からっと明るいマンガな面白さ○。パラドックス、謎な伏線
をおとぼけ顔でちゃっかり拾い上げて、台本巧者。わかっていても収まるまでの
バタバタが愉快ねこ。予定調和顔でいて、歴史を極私的に微変更？なラストの
一ひねりもまた面白し。タメ口なしょうもない会話がテンポよく、おもわず楽しい。
後半にありげなシリアス講釈がない明るいトーンでさらり。コンビニが新しくできた
だけとか、しょぼい未来設定など、脱力加減もいい感じ。装置、小道具はよく
できてて、使い方上手し。ふーん、やるじゃんな予想以上の面白さ。
役者。だれが誰やら、配役表希望。キャラ、小粒ながらしっかり際だち、おばか
とクールアンサンブルで面白さ相乗効果。MONO、ちと彷彿。それだけに、
わずかの間の悪さや演技の堅さが玉に瑕。惜しさも含めて、これから期待の
若手劇団なり。
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