ヨーロッパ企画 第９回公演「１２人の追い抜けないアキレス」
＠大阪・梅田 よしもとrise-1シアター(2001/12/7-9 4ステージ)
全自由 前売:1000円 当日:1200円
衛星ヨーロッパ合同企画セット券(100枚限定) 中高生1400円学生1800円一般2100円
作・演出 上田誠 舞台監督：城田邦生、石田剛太 舞台美術：酒井善史
音響：上田誠 照明：藤田奏 衣装：別所めぐみ 音楽：シュガーフィールド
制作：諏訪雅ほか
出演：
石田剛太、酒井善史、諏訪雅、瀬戸中基良、玉田晋平、坪倉英夫
中川晴樹、永野宗典、本多力、奥田ワレタ[劇団衛星]
別所めぐみ[ＫＭＤ]、真野絵里[フリー]
2001/12/8(土)晴 5:09-6:45PM(1'35) 前方より 客席超満員（250人）
客層：20才代前半の男女中心。おじさんもちらほら。
客入れ：きっちりと整列、常時空席に誘導。最前方にパイプ椅子3列ぎっしり。
最後尾には立見5人。早めの入場が肝要。上手端はドア装置が見切れる恐れがあるので
、中央下手よりが○。場内ドリンク販売、飲食自由（テーブル付）だけど、してる人
は少。折り込みパンフ。A3三つ折り。役者の一言、パンフ写真に役名。
次回公演。2/15-17「冬のユリゲラー」＠スフィアメックス（ＧＧフェス参加）、
3月京都公演。物販。過去脚本、ビデオほか。
同じ京都の先輩格・劇団衛星とのセット企画。カラー違いが面白い組み合わせなり
舞台。窓なし箱部屋。クリームぽい壁、上手にドアっぽいとことノブ。床に椅子？な
円筒、４個ずつ３列に並び。
お話。目が覚めたら密室。面識ない１２人の男女は閉じこめられて困惑。なんでどう
して、犯人はだれ？。壁の一部がドアっぽい。どうやって開けるのか。パスワードか
なんかあるのか。そもそもドアなのか。人数と同じ数の椅子はなんなのか。そもそも
椅子なのか。目立たず書かれた数字の意味はなにか。諦めない会話は責任無責任に
行き交い。それと共に推理と試行は交錯。やがて、思いがけない事実が降ってわいて
くる。おいおい、どういうこと？、つうシチュエーション不明のシチュエーション
コメディ。
カルト映画「ＣＵＢＥ」（解釈）がわりと好きという作家が、謎のわからなさ、人物の真面目
さ、冒頭以外の面白くなさをクリアしようと心がけた作品とか。
濃さはないけど、切れとクリアさ○の群像劇。キャラと言動のプレゼンスの良さ◎。
大人数、でずっぱりもそれぞれに活かしての会話は職人技。無駄でナンセンスな場面
を無駄なく絡まらせて、台本巧者。とてもクレバーと思うねこ。異常で深刻な状況に
関わらず、妙に呑気、不真面目だったりするギャップが面白し。それがすきま風吹く
ことなく続いて、笑い絶えず。不条理ミステリーとしての謎めき牽引も忘れず。最後
までとても楽しめたねこ。
役者。夏の公演と役者芝居一緒。カクスコみたいな固定キャラでいい味だして○。
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