＠下北沢 下北沢駅前劇場(2004/9/1-6 9ステージ）
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全自由（整理番号付）前売2000円 当日2300円
＠大阪 ワッハ上方 ワッハホール 8/27-29 5ステージ
作・演出：上田誠
舞台監督：石田剛太 照明：松谷將弘 音響：上田誠
舞台美術：酒井善史、丹原康博
衣装：西村直子 小道具：松田暢子
宣伝美術：諏訪雅ほか 映像：井村慎介
制作：ヨーロッパ企画 諏訪雅、本多力、吉永祐子ほか
出演： ・客演 ＊新人
本多力 ：アサヒロボット 先代社長
永野宗典 ：アサヒロボット マネージャー
石田剛太 ：工場長
角田貴志＊：設備保全担当
西村直子＊：前社長の娘 清掃担当
諏訪雅 ：加工ライン ボール盤担当
黒木正浩＊：組立ライン 運搬担当
坪倉英夫・ ：組立ライン 板金組み付け担当
松田暢子 ：組立ライン 板金組み付け担当
奥田ワレタ・：組立ライン ネジ締め担当
酒井善史 ：組立ライン モータ組み付け担当
山脇 唯・ ：組立ライン 半田付け担当
土佐和成＊：組立ライン カバー組立担当
2004/9/5（日）曇 5:11-6:57PM(1'44) 最前方より 客席満員（110?人）
客層：20才代中心、学生っぽい人多数。男性過半数。
客入れ：整理番号付き。通常通り階段に整列、10番ずつ入場。開場時で20-30人列、
結局超満員。劇団ネット予約＞ぴあ＞ローソンの順で入場。実券購入済みのプレイ
ガイドチケが当日精算チケより後列というのは、△。せめて同等の扱いが○。
あんま列ができてなかったので影響なかったけど。場内誘導、荷物預かりとも積極的。
折り込みパンフ。B6 4ページ。役者それぞれからの挨拶。いつものように配役表は
なし。稽古場の役者写真あり。次回公演
11月新潟リリック演劇祭にゲスト出演。
本公演は来年２月。物販。ロードランナーズハイＤＶＤは今回発売間に合わず
、
予約受付のみ。
「サマータイムマシーンブルース」の映画化が決まっても、相変わらずらしい彼ら
の新作。
舞台。町工場の作業場（非ISO取得な雑然）をリアルに造りこみ。下手半分、コの字
に置かれた作業台の上に、製品らしい金物箱や工具。奥の入口側に棚。上手壁際に
銀色の機械筐体やボール盤。壁は下手トタン、上手白塗ベニヤ。壁際の台にがら
くた然とあれこれ積まれ。正面上に本多君じゃなく先代社長の額縁写真。、兎の
手書きイラストに５Ｓ！、また「動作は速く目標をもってキビキビと」「現実に
やれたことのみが改善策」とかスローガン。舞台で行われることと真逆だったり
して、なるほろの志。
お話。金物部品の製作工場。なんか人おおすぎに仕事中。亡くなった先代社長の
娘が不始末をやらかすたび、ライン停止。でも、おかげで問題新発見、改善して
なんか生産性向上、けがの功名。勢いづく彼らに冷や水。親会社が製造ロボット
販売、職場を追われてしまうのではの危惧。一念発起、自分たちでロボットを
つくってしまおう。今は部品工場だけど、かつては一時代を築いた自立走行型
自販機のメーカーだったのだ。問題はロボット三原則法。試行錯誤で自習していく
彼らのロボットは初期には危険。先代社長が開発に行き詰まり、自殺したのもさも
あり。はてさて、早速壁にぶち当たってしまうが、思いもかけぬ告白から大躍進!?
呑気なプロジェクトＸ。トラブルのたびにお茶休憩する人達、失敗棚上げの人
とか、わらかす言動散りばめ。持ち味の無責任会話の面白さも人数を増して、
なおさら。ゆるやかな上昇志向の展開がいい感じ、芝居でござるな逆転幕切れは
愉快通快。ゆるさに目くじら立てず、その面白さこそ汲んで楽しみたいところ。
噂によると、アドリブ部分が多いとか。ならばできたアンサンブルと拍手したい
ねこ。
［月間一覧］