＠天王洲アイル スフィアメックス(2004/12/9-11 3ステージ）
http://www.tennoz.co.jp/sphere/
全自由 前売：3000円 当日：3500円 学生：2500円（前売・予約のみ）
演出・振付：山田うん
舞台監督：原口佳子 照明：関根有紀子 音響：青木タクヘイ 装置：９２６
衣装：丸田ひかり 宣伝美術：永野ヒロコ プロデュース：菊丸喜美子
制作：上原聴子ほか 主催：Co.山田うん
助成：芸術文化振興基金、東京都歴史文化財団
出演：
１ ワン◆ピース
伊藤知奈美、関かおり、田畑真希、やのえつよ、山下裕子
２ W.i.f.e.
岩渕貞太、尾形直子、山田うん
2004/12/10(土)晴 5:35-7:05PM(37/休15/38) 中段より 客席超満員(150人)
客層：20歳代女性7割、あとおじさんお兄さん。
客入れ：桟敷3列(1列追加)、雛壇に椅子6列。舞台近く、見晴らしもよし。
空席誘導随時あり。折り込みパンフ。B6 3ページ。挨拶、出演者、スタッフ、
予定掲載。W.i.f.e. 12/19＠静岡芸術劇場 ワン◆ピース 1/22＠横浜赤レンガ
倉庫。
シングルAB面に毛色を変えた、二本立て。
なるほろ、算数と国語とはよく言ったりな趣違い。ワン◆ピース。「数学的な発想
で構成」とか。共通する動きをシーケンシャルにつなげた個々。を、ロッカーな
扉装置の配置により種々模様に展開。小気味よい動きと、幾何学的な構成の
面白さ。シンプルでポップな配色、ロッカー装置の演出も、楽しくみるねこ。
W.i.f.e.。チェーホフの「妻への手紙」をモチーフ、タイトルは、What is for
ever?.の略とか。こちらは「文学的発想で味付け」と、男女の関係性モロだし
模様。入れ替わるペアとソロ、それぞれの動きや立ち位置など、分かりやすく
△関係の具合を描き。のけ者がピアノ伴奏など、微妙な交友関係を醸したりの演出
にうふふ。山田ソロダンスは求道的な造りこみを感じさせ、うむむねこ。文字を
連ねる演出は、過程をもうちとスムースに、床文字は見やすくしてほしいねこ
（そもそも、動きより文字を追っちゃいがちなんで、逆効果かもとも）
・ワン◆ピース
舞台。白の床、正面奥・両開き扉のロッカー（可動式）。
主な構成。
・白Ｔシャツで横並び、ぱっと後ろ向きでパステルカラー。
・それぞれのソロ。ハンドクラップ音でリズム。手を見やり、指を折りカウント？。
振る、捻る、投げ出す。しなっとする、すねる、ら日常な仕草をいれたシーケン
シャルな動き。ロッカー内から出たり入ったり。ソロ、ペアユニゾンで、入れ替
わり立ち替わり。
・３人、床に寝ころび、足をあげてユニゾン。シンクロナイズド・スイミング？。
・ロッカーを上手端に移動。扉を開けて飛び出し、中央ステージにでて、ソロや
ユニゾン。Ｔシャツは 白から黒に衣替え。動きはステップ中心に。
・ロッカーで円陣。緊急な赤いパトライトと電子音。ロッカーをばらけて展開。
前後左右に出たり入ったりしながら、踊り。
・ロッカーを後方に片づけ、列べ。明るいマーチ曲。斜に列を組み、ユニゾンと
とりどり。うなだれ、ちらり見など、曲調とは裏腹にマイナーな心情を覗かせ。
・冒頭同様にソロ。手をみやり、指折り〜の動きを激しく繰り返し。
・ロッカー展開。ソロの子を後方に、出入りのピッチを早め。
・W.i.f.e.
舞台。照明を落とし。上手のＯＨＰ上でアルファベットを列べて、投影。ピントを
故意に外したりなど演出。下手奥にアップライトピアノ。
主な構成。
・ＯＨＰ上に、タイトルなど綴り。
・正面、３人やや距離をおいて横並び、斜にポーズ。チャイコの４番（だっけ？）
スラブ舞曲風の曲調にのり、手振り中心にユニゾン。口に加えた赤の花？が印象
男性は腕上げ、その空いた胸を、女性が叩くなど関係性を描き。
・山田ソロ。女性はピアノ前、男性はＯＨＰで文字いじり。やがて、女性と連弾。
山田ソロは１人で、てんてこ舞いの様相。
・山田がピアノ。静かなミニアル曲。男女、距離をおいてユニゾン、やがて、相手
を引きずるなど、ヘビーな動きとなり。
・のどかな舞曲。３人床に仰向けで悶絶、赤ん坊よろしく泣きわめき。山田１人と
残り二人に分かれて、ぐずりまくる。
・クルトワイルの歌曲。山田と男の関係性ダンス。女性が現れ、男の顔に手のひら
を当てる。男女のユニゾン。山田はＯＨＰで文字〜男の前。男が顔を当てようと
延ばしてきた手のひらを受けまいとする。山田、男を一本背負いで投げ飛ばす。
・山田ソロ。男はアルファベット文字を床におき、文章をつづっていく。
山田と女、その文字を拾い歩きながら、読む仕草。
・チャイコとワイルが交錯して流れる。女のもとへ行こうとする男を一本背負い
しかけてやめる山田。そのまま背中に負い、しばし佇む。
［月間一覧］