＠大阪梅田 HEP HALL（2005/5/12-15 7ステージ）
http://www.livehep.com/hall/index.asp
全指定 前売3000円 当日3300円 高校生以下2000円 平日マチネ前売当日共2500円
作・演出：久保田浩
舞台監督：永易健介 照明：池田哲朗 音響：Alain Nouveau 美術：池田ともゆき
装置：西浦財団 運送：ひがパラー！自転車送業 衣裳：IKUKO-KUDO
衣裳協力：田中千香子
小道具：１高工房 宣伝美術：水口美佳 イラスト：岩橋貞典
宣伝写真：垂見トモユキ 映像：DOTT Office 演出助手：斉藤明子
制作：宮崎由美ほか 企画製作：遊気舎
出演：
久保田浩 ：ホシ (清掃会社、実は便利屋社長 ほんとは地球防衛隊支部長）
西田政彦 ：カリヤ（ホシの部下 「そいつはどうかな？」が口癖）
谷 省吾 ：オキ （ホシの部下 中国拳法の使い手）
魔瑠 ：タビコ（ホシの会社事務員 実はホシと同様、元超人）
阿久津勝哉 ：ゲンタロウ（ホシの部下 髭が山羊）
西うらしんじ ：ジャポニカ（ホシの部下）
稲田真理 ：アソウ（ホシの会社新入社員 実はシレイカンの戦闘員）
まついきよし：コイケ（同上 近大の演劇科出身 自称演技派）
石井正幾 ：キタノ（殺し屋 得物はマシンガン 実は最終兵器・天災君）
うべん ：チチゲ（殺し屋 モヒカン頭、着物姿、得物は吹き矢）
エル・ニンジャ ：エル・ニンジャ（メキシコからきた、ホシの助っ人）
みきあすか ：パスタ（タビコの飼い犬 赤チェックの少女服を着ている）
中平みほ ：ピポ（同上 緑チェックの少女服を着ている）
小川十紀子 ：チグサ（元女子プロレスラー 喫茶クラッシュ経営）
峯素子 ：アスカ（元女子プロレスラー チグサの共同経営者）
大河まさひろ ：チョウカン（電気屋店主 実は地球防衛隊長官）
信平エステベス ：シレイカン（地球防衛隊司令官 TV電話で指示を出す）
森岩宏文 ：ムスコ（チョウカンのムスコ 殺されるたび、弟に受け継いでいく）
バカボン ：ホンダ（本名はチェ・ジウ 近所の大阪のオカン 本部の情報をリークしてくれる）
2005/5/15(日)曇 1:07-3:37PM(2'30) 最前列より 客席8割(140?人)
客層：20-30歳代女性過半数。2,3人ずれ多め。
客入れ：全指定席。ホールドするタイプの椅子で座り心地良好。背もたれ上に座席
番号札を突出させてわかりやすし。平床4列、緩い雛壇5?列。空席ぽつぽつとあり
、劇中ねたにもされ。折り込みパンフ。A3両面刷りを折り畳み。片面役者の多己
紹介、裏エッセイとか。物販。Ｔシャツ1800円。
客入れ時、石原正一の漫画朗読「ドカベン」ほかショーあり。
１年半ぶり本公演。この間、作家兼役者・魔人ハンターミツルギ、役者・林真也
ほか、スタッフ・大木裕子ほかが退団。かわり、うべん、谷省吾の２人が久方に
登場。
舞台。煤けたスポーツ新聞を貼った背景壁と大小ボックス。専属の一団による
「舞台転換祭り」により組み替え。
お話。町内商店街、電気屋の息子ばかりを狙った殺人事件発生。街の便利屋な
清掃会社の社員は動揺。実は彼ら、地球防衛組織の支部員。電気屋の店主はその
長官なのだ。やがて、暗殺者の魔の手は彼らにも及んで…。スパイとして忍ぶ
新入社員、彼らを操る黒幕の真の狙いは一体？。
やっぱ遊気舎楽しい、でも手放しに喜べんとこありねこ。久保田座長の趣味と
こだわりがてんこ盛り。物語は70年代？アクションヒーロー＋サスペンス＋少年
漫画もの雰囲気。善悪とも、判りやすく愛すべきおばかぶりを発揮。笑いの内も、
主人公には哀しい過去ありげと、人情話を取って付け。人物と動機背景を語る
に舌足らず、構成が予告編みたいブツ切りで飛ぶ、などよくわからないとこ多々。
これは困ったなあと思いつつ、中だるみの後半も終盤は勢いで見せちゃう。
あんま考えるな、ノリとしゃれで見て、というとこかしらん。
大ねたはないけど、小ねた沢山。木を見て森をみない式のとんちんかんさ。
客いじり（参加）はもろんあり。舞台に上げて、新入社員面接を受けてもらう、
その際のクイズに客席リアクション。客を怪物の卵に見立て、客席探検。全員に
赤眼鏡を配布、空中バトルするシーンで持ち上げる黒子ならぬ赤子達を消去する
のに使用。たはは度高めの企画あれこれとあり。
キャラ芝居は多量。乳毛（うべん）、リー（谷）が懐かしげに復古。時代がかりの
麗し口上のスーパーウーマン・魔瑠の陶酔ぶり。極秘情報をリークする・おばちゃ
んキャラ・バカボンのこてこて大阪ぶり。久保田座長はアドリブに仕掛けたり、
自由に泳いで、やけに楽しそう。年寄り役者が終盤に向かい、やたら着替えては
動き、体力大丈夫かの肉弾演技でいらぬ心配させ。とか。
とよさげなんでけど、前述のよに舌足らずな筋運び、構成には困惑。お約束の
キャラ芝居も、続けていけるのかしらん？と心配され。いっそ、すっきりとイベント
趣向前面とする、あるいは外部作家（演出）に依頼して新風をいれる とか目先
を変えた、試みをお願いしたいねこ。
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