＠吉祥寺 吉祥寺シアター(2007/1/7-9 3ステージ)
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
全自由 前売 一般2800円 学生,500円(コンテンポラリー・アート・ネットワーク)
アルテ友の会会員（前売）2520円 （財）武蔵野文化事業団)
当日 一般3500円
振付・出演：山田うん[Co．山田うん] 篠崎由紀子[deepblue]
ドラマトゥルグ：Sara Jansen、照明デザイン：Hans Meijer
音響デザイン：Christoph De Boek[deepblue]
演出助手：Heine Avdal[deepblue]
deepblueカンパニーマネージャー：Leen Driesen
舞台監督：原口佳子[officeモリブデン] 照明：中山奈美
音響：荒木まや[STAGE OFFICE] 宣伝美術：永野ヒロコ
プロデュース：菊丸喜美子 制作：コンテンポラリー・アート・ネットワーク
主催：Co．山田うん、（財）武蔵野文化事業団
2007/1/8(祝月)曇 4:09-4:56PM(45)上手後方 客席超満員(220？人)
客層：20歳代中心に幅広く、お友達親類縁者関係者が多め？。男女半々。
客入れ：当日券に30人ほどと結構な待ち列。バルコニー席に20人、立ち見3人。
雛壇に椅子の見晴らしのよい通常客席。最前2列は撤去。劇場係員がまめまめしく
空席へ誘導。折り込みチラシやや厚め。折り込みパンフ。B6 3ページ。ひび
日々 皹 らの説明。出演者紹介。スタッフ。次回、本作品ベルギー3都市公演。
カーテンコール 2回2分 やや薄い印象の拍手。
山田うん×篠崎由紀子＠ベルギーのコラボ。メール、ブログで遠距離親近にインスピ
レーションを交わして2年の本作品。今回初演後、ベルギー3都市で上演とか。
舞台。張り出した広い素舞台、正面奧の凹部が暗闇。
構成。無音、のち淡いノイズ音が終始。奧から前方へ歩む2人。時折目線がかする
だけ、前後左右など位置を変え、距離を置き、孤立した立ち振る舞い。山田は内省の
表情とポーズ、小刻みな繰り返し。篠崎はポケットハンド、斜に構え、あぐらなど
挑戦的な態度、手足の不自然なポーズと動き。一度、2人バレエな動きで同調の兆し
も続かず。やがて対角線上の傾向、偶然のように一瞬ユニゾンが兆し、孤立。
再び同調、しだいドライブ感増し。ついで、山田が壊れた人形ぶり、篠原は大口を
あけてたり放心と孤立。そのうちに対面、きっかけと反応、追従の現れ。曖昧な振る
舞いから孤立して立ち歩き、一人は闇に消え。
隔てながら通う、ささやきあいのよなインタープレイ。同じ志を胸に協調はすれど、
妥協はせずと、それぞれの感性と個性が際だち。日常のようで日常でない、静かに
うごめくような手と足の振り。山田は内にこもって、反復動作。篠崎はひねくれもの
と不自然ぶり。予定調和なダンスや自然体の演劇、どちらからもはみ出した振る舞い
に興味津々ねこ。そこら個々を保ちながら、同じ状況に交感しあう時々(終盤しば
しば)の微細丁寧さに感嘆。複雑なブレンドウィスキーの妙味のよう。
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