＠三鷹 三鷹市芸術文化センター星のホール（2007/4/25-30 8ステージ）
http://mitaka.jpn.org/
全指定 一般 前売3000円 当日3300円 友の会会員 前売2700円 当日3000円
高校生以下 前売・当日共1000円
作・演出：山内ケンジ
舞台監督：佐藤昭子 舞台美術：原田恭明 装置：福田暢秀[F.A.T STUDIO]
照明：佐藤啓 音響：藤平美保子 衣装：加藤和恵、平野里子
宣伝美術：手島領[蛍光TOKYO] 宣伝写真：RIN 制作：城山羊の会＋蛍光TOKYO
主催：城山羊の会
出演：
深浦加奈子 ：柿崎久美子
初音映莉子 ：柿崎瑞穂
大沢 健 ：漆島照男
金谷真由美 ：山野井節子
岡部たかし ：山野井繁光
芹澤セリコ ：山室あかね
渡部友一郎 ：反町隆史
古賀 清 ：田中一光
2007/4/27（金）曇 7:38-9:42PM（2'03）前方上手 客席満員（120人）
客層：都区内の劇場より老若男女幅広く、女性過半数。
客入れ：「満員お礼」＋当日券売り場なし。ロビーで対談ビデオ、あらすじの掲示
あり。3列撤去の張り出し舞台、最前列の両サイドは見切れ席か？空席。クロークの
利用案内積極的、場内誘導随時。アンケートは鉛筆付き、チラシはビニール袋入りで
親切。折り込みパンフ 不揃いの短冊または扇子仕様とみたことがない懲りよう。
A4 一枚の配役、スタッフ書き添付。 物販。オリジナルグッズいろいろ。Ｔシャツ
顔、林檎、四こまの三種2000円。甘い飴200円。微笑みバンダナ1000円
マッチ 珍、微笑の二種100円。シナリオ500円。
カーテンコール 間が空いて2回1分。
山内健司の演劇 第四弾。馴染みのたまらない役者をそろえての最新。
舞台。前方、マンションリビング。中間色のまったりソファ3方とテーブル。上手に
ミニコンポがのったサイドボード。上手にキッチンテーブル、その手前に玄関戸と
スリッパ立て。戸外に廊下を見立てて下手に隣家ドア。会社場面でガラス張りの
喫煙室を奥に設置。
お話。上司の未亡人と密かに結婚した若い男。好青年ぶりも内実は憎いほどの
恥知らず。妻の妹と同衾、その義理娘とも仲良く肉体関係に励みたい、仲良く暮らし
たいと呆れた提案。妻が絶句するところに、その妹は愛情はない、したいからしたと
わがまま、冷血漢ぶりで追い打ち。これには男もびっくり。男は会社でも派遣社員と
関係をもち、結婚から先泥沼状態。そうと察した妻に、娘は男の殺害計画を提案する
が、愛情を残す妻は踏み切れず。殺害実行の悪夢をみる。派遣社員に横恋慕する社員
を巻き込んで、事態は地獄行きの様相を呈して。
ドライも時々どろり、リアル顔でそうじゃないリアル。今回もとてもおもしろく、
興味津々と楽しむねこ。泥沼万歳天国を終始乾いたタッチで描く独特。真顔でずれて
いくコミカル、ずれているのにシリアス。本当の嘘、嘘の本当という演劇のおもしろ
さが終始。演技演出は緻密丁寧、すっとこどっこいぶりもコントロールされる高水準
お目当ての役者芝居がまたたまらない。とくに、美少女初音さんのわがまま演技◎。
同大沢さんも負けておらず。受ける深浦さんの懐の深い(かつ危うさ残したさじ加減)
の演技から目が離せず。
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