＠大阪日本橋 in→dependent theatre 2nd （2013/5/9-12 5ステージ）
http://itheatre.jp/
全指定 前売3000円 当日3500円 学生2500円
作・演出：久保田浩 舞台監督：永易健介 照明：池田哲朗 音響：Alain Noveau
舞台美術：堀容子、池田ともゆき 宣伝美術：岩本博 映像：井上志
制作：峯素子、宮崎由美
出演：
出演
西田政彦 ：子安健生（愛する女性を亡くす。半年前の出来事に遭遇）ほか
小川十紀子：椎名静香（愛する男性を亡くす。半年前の出来事に遭遇）ほか
魔瑠 ：天宮美津子（京都の呉服屋二女。夫が失踪中。半年前の出来事に遭遇）、
伴野みちえ（マキの母。美津子の姉。呉服屋の女将）ほか
万年香奈 ：天宮まどか（美津子の一人娘。半年前の出来事に遭遇）ほか
宿南麻衣 ：伴野マキ（天宮美津子の姉の娘）ほか
あゆみ ：伴野雪枝（マキの妹）ほか
峯素子 ：志賀(大沢)由美（母を亡くし、だめ父をもつヘルパー）ほか
長尾ジョージ：福條敏勝（天涯孤独。境遇が似た西村由加里と生きる）ほか
岸千尋 ：西村由加里（福條に誘われてくる）ほか
谷省吾 ：天宮俊夫（美津子の夫。滋賀の持ち山を愛する男）ほか
羽曳野の伊藤：羽曳野の伊藤(正体不明。事の発端）
久保田浩 ：(劇団制作？、役者)
鎌谷潤吉 ：板倉喜一（幼い頃両親を亡くす。グレていたが劇作家景山に引き取られる)
養父静香 ：阿部比呂子(喜一の姉。弟と離れて暮らす)
2013/05/11(土)雨 2:01-3:48PM(1'45)最前方 客席ほぼ満員(90人)
客層：大人中心、男女半々。
客入れ：登場人物往来、峯さんがフルート演奏。折り込みチラシそれなり。
パンフ A4 4ページ。劇団員手書きで23才回顧、47才展望。次回公演。来年1/23-26
「剥製の猿・征服」夏に「最後の剥製の猿」で5部作完結？。物販。Ｔシャツ3000円
エコバック 450円、550円ほか。 カーテンコール1回2分。
大切な人達は亡くなると月にいってしまう、残された人の思いを繋ぐのはあの伊藤と
いう設定のシリーズ。登場人物の過ごす時間と公演間隔が同じという、リアルタイム？
進行が楽しみな3回目。
舞台。これまでの丘陵に家装置（伊藤熹朔賞 奨励賞おめでとう）から一転抽象。
ドーナツ状の内と外、内に丸テーブル、丸椅子。いくつも大穴が空いた壁の
中央上部に階段、二階部屋へ設定。ドーナツに４つのゲート。外の四隅にくねった
銀のパイプが立ち、球オブジェが吊られ。
お話。伊藤の手引きで月にいったもの、見送ったもの。それぞれに招待状が送られて
くる。誰がいったどんな目的でだしたのか。そんな頃、とある劇団では公演を
間近に、劇作家が病に伏し、開催が危ぶまれていて。
重層する劇的構成にほよよ。入れ子の物語、重なる登場人物の心情、映す特異な
美術。とっても演劇してて、まさかの驚きとうれしさに舞い踊るねこ。
シリーズ共通、久保田人情芝居もよく、静かに沁みる優しさには泣かされ。
さらっと毒ととんち忘れずのさじ加減○。破天荒なラスト、粋ともいえる越境ぶりも
またらしくて素敵。ＤＶＤでるので具体的に書かないけど。関西の小劇場演劇ファン
には必見シリーズと思うねこ。
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