＠両国 black A(2013/09/27-29 5ステージ)
http://www.blacka.net/
全自由(整理番号付き）前売3000円、当日3300円
作・出演:横町慶子 共同演出:手塚とおる 照明:岡野昌代 音楽:SKANK/スカンク
映像:高橋啓祐 衣装:MARCO(staia.jp) 美術:原田愛 演出助手:足立雲平
イラスト:つのいてんこ フライヤーデザイン:信藤三雄 制作:浜田和枝
2013/09/29(日)晴 6:06-7:28PM(42/30)正面前方 客席超満員(55？人)
客層：大人客席、女性過半数、美人率高め。
客入れ：開場時20人ほど。番号順呼び出し。三方囲み、正面2サイド3列。立ち見
10人ほど。時間構成など諸注意親切。折り込みチラシ数枚、パンフ A5 2ページ。
物販なし、ドリンク販売あり。カーテンコール1回1分。
4年前の「かわうそ」後、脳梗塞を患い左半身麻痺、リハビリを経ての再起公演。
歩行は可能、手の開閉は不可な状況とのこと。
舞台。白の一面。奥側に長テーブル。手前に複数のヘッドホンをいれたボックス3。
便せん、手紙が2枚吊られ。
構成。車椅子で入場。障害の気づき。書簡を読む、心に沁みあるいは今は受け入れ
がたく。テーブルに座り、手振りダンス(手話？）やがて効かせて愛の言葉を♪、
背景にアルファベット〜日本語の歌詞を紡ぎ。後ろ向きに横たわり、かつての踊る
映像をみる。立ってヘッドホンからマリリンモンロー・I wanna be …、耳に当てると
場内に広がり、踊る。手をさしのべる振り、思いを伝えるかのよう、観客とアイ
コンタクトしながら（観客感涙）。酒と薔薇の日々♪、歌い踊り、そのまま自ら
歩いて退場。
今の彼女を表現。車椅子→自力歩行と未来に向かっている経過、決意と菩薩な
愛に溢れた思いを開放する構成。わかりやすく、力強い内容が魅力。恵まれた
外観と強い内面の現れ、意志を汲んだビジュアルともに美しく、見惚れてしまう
ねこ。次回作は、ユーモアとウィットを含んだ次の段階を希望、期待ねこ。
アフタートーク 6:58-7:28PM(30)ほとんど居残り
横町慶子、ケラリーノ・サンドロヴィッチ
ケラ この後何をトークするのか。言葉を無くす。事前に奥さんから話しや
書き込みをみていたが。
ケラ（出会い）実家が近所で小学校が一緒だった。劇団健康2本目（1986年）、
オーディションを受けに来た（18才）。何本か出演し、振付をやってもらい28年。
厳しい振り付け家。前回は4年前で、病気になり、治療中もお茶を一緒に飲んだり
していた。こんなに早く舞台に出られるようになるとは。
ケラ（感想）とても美しかった、すばらしい。徳永京子も書いていたが、以前は
みられないといけないというもの（様式美のような？）から変わった別種の
美しさ。判りやすく提示してもらった。ものを作っている人は皆同じで壊れていく
から特別なことではない。憶えることができなくなっていくとか。これからどう
見せていくかが課題。
横町（作り方）テキストはなくて、とても身体制限があるというところから少しずつ。
（手塚とおるはなにを。これに手を入れられると思えない）こちらでつくりあげた
ところで観てもらい、アドバイス（物理的なタイミング、あとスタッフとの意志の
共有とか）をもらい直した。（なぜこれを）私の今の衝動でやりたいと。今しか
できなくて、再現はできない「宝」。3年振りで恐い、ガクガク。
ケラ 動きはよくわからないが揺るぎない。経緯を知っているので儀式、決意表明の
ような意識をもってしまう。虚構を観たのとは別の感情がある。今後カーテン
コールでなんちゃっていうのをやっていかないと、決めつける訳ではないが、
期待しつつドキドキしている。勇気ある公演と思う。自分もみんなも年を取って
壊れているから、別の面白いものがつくれる。
横町（今後）状態をよくしていき、継続していろいろな人とのコラボをする。
ケラさんの作品にも助手をつけないとできないが、振付を行いたい（とオファー）
ケラ 健康の再結成の話しがあったが流れた。今日の舞台をみて、手作りで自分達で
やればいいと思った。色々やっていると、チケット代の違いでお客さんが
分断されてしまい、居心地が悪い。これからも横町主体で、続けていくことだと
思う。
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