＠京都 アトリエ劇研(2016/10/21-25 7ステージ)
http://gekken.net/atelier/
全自由 前売2800円 当日3000円 学生2000円
作・演出：キタモトマサヤ 舞台監督：沢渡健太郎 照明：西岡奈美
音響：大西博樹 舞台美術：佐野泰広（CQ） 小道具：松本信一
宣伝美術：古閑剛 制作：岡本司＋児山愛(A≠T)
制作協力：尾崎雅久（尾崎商店）
カンパニーメンバー：菊谷高広 こやまあい 主催：遊劇体
http://www.yugekitai.net/
出演：
村尾オサム：キノカワミツル
坂本正巳 ：タマ
大熊ねこ、久保田智美、鶴丸絵梨、石川佳奈：女たち
キタモトマサヤ：タイトル・ナレーション
2016/10/23(日）晴 11:04-12:24PM(1'20)客席ほぼ満員（30人）
客入れ：開場時5，6人。椅子4列。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 縦折り。
物販未確認。カーテンコール1回。
大阪の山あいにある架空の町を舞台にしたシリーズ最新、とか。
舞台。正方形の島。床はグレーのビニール張り、背景壁と頭上に斜めってかかる
天井も同色。非日常の無機質空間演出。
お話。おっさんなミツルは逃げている、なにから逃げているのかようーわからん、
ここがどこかも。実は戦争から逃げてきたらしい。出会った男・タマになんなのか
わからない肉を奨められるが、それはひかりごけか、ととても食べられない。
タマは戦争も生存競争もと、蟻も星も一緒やと大きなことを語り。ミツルは生まれ
変わりの生と死の記憶をフラッシュバックさせていく。
お気楽極楽、ならぬ無限地獄。笑いになりようもない残酷な世界を剽軽に描く。
ミツルとタマの会話を中心に、それぞれの記憶を不規則に交えてコラージュ。宇宙に
及ぶ俯瞰視点をいれてのとっても演劇三昧。二人の対話は大阪のおっさんの豪気と
気弱で漫才やりとり。食わな生きていけん、達観とも哲学ともブラックユーモア〜
生命誕生の秘密に及び。敷居が低くも奥が深い舞台をとっても楽しむねこ。
女性コロスが変幻自在、はかなげと思いきや、おかんかと突っ込み、猛り狂ったりと
盛り上げ。大熊ねこさんに、人生ベテランな凄みとおかしみあり。
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