＠兵庫・新開地 神戸アートビレッジセンター(2017/02/03-05 5ステージ)
http://kavc.or.jp/
全自由 一般前売3300円 当日3500円 学生2500円
作・演出：久保田浩 舞台監督：永易健介 照明：池田哲朗 音響：Alain Nouveau
舞台美術：宮田重雄 宣伝美術：岩本博制作：宮崎由美、中川愛有未、峯素子
制作協力：スタッフステーション
出演：
・風呂屋兼下宿家 住人
西田政彦：長谷川
津村あゆみ[アレーズ]：森山（長谷川の恋人）
小川十紀子：河瀬
山本禎顕：河田
古川恵津子：白木
シンドウミチル：林
長尾ジョージ：佐治
香川由依：伴野ともえ（新参）
魔瑠 ：伴野みちえ（京都の具服屋女主人 ともえの母）
前英以子：マキ（ともえの友人）
・松田家
花香まち[テアトルアカデミー]：松田キミ子
坂ノ上竜也[テアトルアカデミー]：松田豊吉（父）
ミサ：幸子（母
森嶌稲子：松田瞳（5人姉妹）
あゆみ：松田葉香名（5人姉妹）
岸千尋：七重（5人姉妹）
亜矢 ：典子（5人姉妹）
峯素子：美枝（5人姉妹）
菅野こさと[ビックワンウエスト/劇団キャット]：陳（外国人来訪者）
・劇団
中川崇秀：鈴木（演出担当）
塩竃葵 ：藤原みどり
吉田和樹：中西良郎
楠村史帆[がっかりアバター]：武藤玲子
西山遥 ：永田みわ
星谷順 ：山田美子
・地上げ屋
中川津：成瀬
久保田浩：加門
2017/02/04(土)晴 2:05ｰ4:03PM(1'55)前方上手 客席ほぼ満員(170?人）
客層：中年層と20才代、大人よりに幅広く。女性過半数。
客入れ:全指定。前2列平床、以降雛壇。折り込みチラシ厚め。パンフ オールカラー
A4 3ページ。顔写真付きキャスト表。物販。Ｔシャツ1500円 エコバッグ500円。
出演してる峯さんと制作の二人が売り子になって積極販売。カーテンコール1回2分
しばし久保田座長トーク。
久々の神戸公演。舞台。下手に傾斜した八百屋。上下にコンクリートの柱と梁。
中央に木製テーブル、椅子４。上下にベンチ。
お話。新開地の風呂屋兼下宿屋・シェアハウス。5人姉妹の1人が家主、亡き祖父は
神戸の動物園勤務。請われても戦時下の事は語りたがらない。高校生の末娘は
戦争はむろん、神戸の震災も知らない自分を気に掛けている。恋人を失った傷が
癒えず、それを知る住人もまたしかり。ふと、厳格な旧家を逃れてきた若い女性と
腐れ縁の子がやってくる。時折、自分探しをしてる地上げ屋が先輩に怒られながら
商売そっちのけで長居したり。町と住人の記憶を掘り起こした作品をと地元劇団は
稽古場でエチュードを繰り返す。
人の数だけ、ささやかも貴重な人生が輝く縦横糸のつづれ織り。時空を越えて重ねる
痛みと慈しみの人情ドラマ。戯曲・言葉にならない思いをよく浮かばせ、じんわりと
胸に迫り。シリアス/コミカルの案配がとっても巧く。ゲームのような面白会話を
挟んだり、遊びも散りばめ。爽やかな涙を誘うさじ加減が素敵。次回も楽しみねこ。
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