＠下北沢 ザ・スズナリ（2021/12/22-29 ステージ）
全指定 一般4500円 最前列ベンチシート4500円 前半割(12/22-24の3日間)
一般4000円 最前列ベンチシート4000円
U-22 2500円 高校生以下1500円 当日券 前売り料金と同額
作･演出：池田亮 舞台美術･衣裳：山本貴愛 照明：中西美樹 音響：鈴木はじめ
映像：新保瑛加 アニメーション･宣伝美術：りょこ 演出助手：池内風
舞台監督：竹井祐樹 衣裳スーパーバイザー：藤林さくら 音響補佐：若林なつみ
映像操作：田中りか 演出部：梶原あきら 大道具：Ｃ-ＣＯＭ 林口奈未
運搬：マイド 稽古場：すむぞう新橋スタジオ、下北沢本多スタジオ
DIPオペレーター：岡田湖以 票券：安達咲里、後藤かおり 制作助手：上村悠莉
制作：いとうかな 主催・企画・製作：ゆうめい 助成：公益財団法人東京都歴史
文化財団、アーツカウッシル東京
出演：
高野ゆらこ：へら、へら母
宮崎吐夢 ：へら父、音声
木村美月 ：若へら
岩瀬亮 ：へら夫、旧友
中村亮太 ：へら子、ヤクザ1
森谷ふみ ：ゆの、義母
大石将弘 ：ゆの父、へら父兄、男
大竹このみ：若ゆの
田中祐希 ：ゆの夫、ヤクザ2、店員
山中志歩 ：ゆの子、ゆの母
2021/12/23(木)晴 7:03-8:48PM(1'45)前方より 客席ほぼ満員(130人？)
客層：20-30才代中心に2世代。男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。ベンチ1、雛壇にパイプ椅子10列
舞台面投影の動く字幕で諸注意。当日パンフ A4両面。物販。上演台本1000円。
カーテンコール1回後、規制退場。
舞台。額縁三重の入れ子細工、物語体現の構造。各入れ子を前後させることで、
三段の舞台面。奥の壁は引き戸、開けて 「モニタ画面」に見立てたり。
手前中央に奈落穴、越境した人物らが出捌け。全体をモニタに見立て、書き込む
「中の人」がいる図としたり。
お話。若い夫婦に子供（娘を確信）が出来、別居して暮らす家系から思う、現在過去
未来のこと。
残酷な物語だけど、とても面白い。演劇、アートワークの心と技をつぎ込んだ総力戦。
自由自在な演出で、不自由な私たちの人生を束縛のない夢の時間と重ね描き。
親、義理の親と娘の狭間で「ためを思って」のことが恨みや痛みに変わってしまう、
家族の幸福と悲劇がやるせない。親世代の我が強すぎ、猛烈で子供らが大変という図
がまた池田亮らしいところ。そんな悲劇を一役２人ら重層する追想、種々の見立で
演劇三昧に演出して魔法のように面白くし。物語、キャラ、演出が極まった感。
役者達は皆、存分に応え。宮崎吐夢さん。達者。愛さずにいられない悲しいきちがい
ピエロ役を好演。高野ゆらこさん。一連作品の母親役を続投、彼女がいてくれて
良かったとまた思うねこ。
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