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 iOJO!(オッホ)「恋する三大欲求」

 @下北沢・駅前劇場 (1999/7/1-4 6ステージ) 
 全自由 前売2500当日2800(学生2200 劇団のみ)
 脚本・演出:黒川麻衣 美術:MANO 照明:太田さなみ(F.staff)
 音響:村山章+半田充 舞台監督:松嵜耕治 演出助手:高橋久子+福原充則
 宣伝美術:小平明夫 制作:今井由紀ほか
 出演:人見英伸、田原礼子、中村匡克、福原充則、矢島淳子、横山真二
 池川真人、峯崎伊万里、今林久弥[双数姉妹]

 1999/7/4(日)晴れ 7:05-8:20PM(1'15) 中段より 客席満員(100人)
 客層:20才代中心、女性過半数。 客入れ:ゆったりとゆるく満員。
 
 「愛の一年」三部作、その2。1は見過ごしちゃったねこ。
 舞台。後方が一段高く。背景。砕けた赤いかけらを黒壁にあしらい。

 お話。性欲・睡眠欲・食欲をめぐる3話オムニバス。○味噌っかすな子(田原)
 が告白され、内なるケダモノに目覚めてく。流れでsexしちゃった女友達(峯崎)
 と彼氏(池川)に激昂、本能でsexを信条に自立する。○もう眠くてしょうがない男
 (横山)、友達(人見)のどこでも寝れちゃう癖が「睡眠欲」なるもののお蔭と
 気付き、誘拐。でも「担当」違いで×、自分のことしか信用せずと、自ら「睡眠欲」
 になっちゃう。○旦那(今林)は転籍した職場で忙しくて、家で食事できない。
 料理教室を開くほど、食事好きな妻(矢島)は鬱積、過食症に。旦那もそんな妻
 やら仕事の辛さから過食症。2人で壊れてくけど、そうなると合い通じたりして。

 狩りこんだ説明最小限のアップテンポ展開、必要十分な伏線、感情表現(時に
 素っ頓狂に噴火)が小気味よし。盛りこみながらも、ポイント抑えた造りこみが○。
 悪意が覗いたり、シニカルな味わいがちょっと入るのも好みねこ。1話。ストレート
 に性欲宣言の子。ばばーんとしててすっきし。昼間見た、鴻上氏作品の猿男よか
 、わかりやすくて笑うねこ。2話。睡眠欲を即物的に奪うってのが面白い。脇に
 だらっといる、睡眠欲・今林の気が抜けた物言いとか○。3話は会話主体でドラマ。
 シリアス入るけど過ぎず、いいお話でおしまい。こういうのもいいかなな。

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