宇宙レコード「ゆるいパーマ、きついパーマ」
＠神楽坂 セッションハウス (1999/9/17-19 4ステージ)全自由前売り当日共2000
作・演出・出演：西村たけお、小林顕作、中村たかし
舞台監督：筒井昭善 音響：竹下亮 音響操作：栗原百合亜 照明：鈴木みづほ
ピアノ：ＲＹＯ クレジットスライド：タンタン（切り絵作家） 制作：宇宙レコード
1999/9/19（日）曇 5:05-6:15PM(1'10) 前方より 客席満員(140？人)
客層：２０才台中心。女性過半数。
客入れ：整理券発行、なんてこともなく整列入場。結構目一杯のクッションベンチ
と椅子席。窮屈な座席もあって改善要望。折り込みパンフはイラスト半分、データ
半分。劇中音楽のテープを発売(500、パーマの人300）。次回公演は11/19-21
同劇場にて。
ダンス、ライブ演奏、紙芝居ととりどりいれてのコント集。見た目でわかる、可笑
しさな動きやスタイルの、おちがなくてゆるゆるの、とねたもいろいろ。くすくす
笑いを誘う、肩から力抜いて楽しめるとこが○。シンプルな舞台に生ギター、
生ピアノの音楽やきれいにつくったスライドとか、さりげ贅沢がいい感じ。回毎に
見せ方が巧くなってる印象ねこ。
役者。最近客演が多い（鴻上ネットワークとか）小林顕作さん。ギター演奏、
ダンス、女装、へんな顔、をてきぱきこなして、まあ器用。
今日のねた
１暇そうな祖母さん２人、浴衣で世間話。日舞教室の先生に意中の人がいるとか、
いないとか色気づいて。白昼夢みたとか、ぼけと突っ込みなやり取りをしてるところ
に不気味な小林ばあさん登場。ばたばたと魔女顔で。先生に告白して、振られた。
それでパーマヘア、へんだけど。あー、と２人得心。
２パジャマで寝る前、なんか不安。妄想もくもく、脇で２人が演技。地震、火事、
水難・・どうしよう。考える前に寝ちゃえばいい。夢でももくもく。パジャマで通勤
会社、なぜか上司もパジャマでぎゃふん。不安を演じる２人は調子こいてダンス、
男の周りをぐるぐる。このまま朝までさ〜、このやろ〜、と男は追いかけて。
３美容院。うふふんとおしゃれ系。こじゃれた店員がテキパキとカタカナに対応。
なんか続々キャンセルが入ったりしてるけど。おしゃれ音楽にのってお仕事、
でも、ちょっと失敗しちゃった、まあいいかっと決めポーズ。サロン・ド・ドゥです。
４電波音。講談師かと思ったけど、黒服に肩からターンテーブル吊ったＤＪ風の男。
ピチョン星人です。頭のまわりも炎みたいの付けた、なんとか星人２人登場。
なんかたらたらと世間話。いろいろな宇宙人のこと。手酌星人、カリスマ星人、
ダンス星人・・。ピチョン星人は話しかけても相手にされず、ＤＪなのに。
５イシクラ楽器店。クラシックギターを買いにきた青年。ロッカー入ってる、いかに
も店員。ロック、してるかい〜、いや、あのクラシックギターがほしいんですけど
・・。すっかり世界に入ってしまう店員。鉄が好き、血の鉄分が熱いぜ。と自分の
バンド半生、熱い夢をギター鳴らして語り出してしまいました。小林さんが生ギタ
ーでシンクロ（巧い）。今はもう店長なんだよ（とほほ）、でおち。ギター売れて
ありがとうございました。
６紙芝居、生ギターとか伴奏つきで。老人、男の夢想。空を飛び、どこかにいき。
鼻血ぶーで虹がかかり。喫茶店で屁をした客とケンカ。とかイメージあれこれ。
７雑誌に最近紹介されたらしい、こじゃれたレストラン。男女カップル。堅い男、
如才ない女。小林ウェイトレス、ホットミルク＝「ホッツミ」って、こじゃれた店
なのに略して。２人はお見合い中。男はいきなしプロポーズ、まだお互いを知らない
しと、軽くかわす女。男固すぎ、不器用。そこにアメリカンな乗りの小林、レース
付きのシャツで登場。混雑で２人と相席。なんか女性に気が引かれる小林。
会話が弾んだりして、見合い中の男はおいおいと。２人ともデザイナーで話しも
あいそうだし。の争いなあれこれはいつしか、ミュージカルに。なんか、仲良しに
なった３人。ＭＧＭ風に歌いながら、ランランと1人ずつ会計して、さよなら。
８病院の待合室。鞭打ちのバンドを首につけた小林。そこに目が怪しい鞭打ち男と
目が妖しい鞭打ち男が登場。バンドのせいで顔の向きが固定されてるから、いや
でも隣の人をみちゃう。目が怪しい男にはケンカ売られて、妖しい男のはモーション
掛けられて、こまりました。をいろいろな組み合わせ（首の向き、座った位置）で
スラップスティックに展開。首向きを自分で捻り変えるな荒業をまじえつつ。
９まゆ子（小林）は大好きなおじさん家を訪ねる。でも、いたのは知らない女性と
子供。彼は再婚していたのだ。どうしてどうしてと、凍える心のまい子。家にあげ
られて、頭がゆるそうな子供を苛めたり。ばかそうなその子は別れ際に、死にたい
のは自分さと醒めた顔で。そう？、ばーか。また、おじさんを訪ねようと思う、まい子。
10エンドクレジット、イラストスライド。
11大女優・小林は怒りまくり。仕事が自分に見合うものでなく、納得できないから。
だって私は大女優！。一方、撮影所ではスターがちゃんばら場面。場面はぐるぐる
とまわりながら、演じ分けながら、大宇宙を舞台にしたスペースオペラになって。
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