阿佐ヶ谷スパイダースPRESENTS「みつばち」
＠新宿 スペース・ゼロ（2003/6/5-11 10ステージ）
http://www.spacezero.co.jp/
全指定 前売り4800円 当日5300円
＠新潟 りゅーとぴあ劇場6/14 2ステージ
＠かめありリリオホール 6/18-19 2ステージ
＠福岡 福岡市民会館6/24 2ステージ
＠広島 アステールプラザ大ホール 6/26 2ステージ
＠大阪 近鉄劇場 6/28-29 2ステージ
＠仙台 電力ホール7/2 2ステージ
作・演出：長塚圭史 照明：佐藤啓 音響：加藤温、山本能久 舞台美術：加藤ちか
衣装：三大寺志保美 ヘアメイク：河村陽子［DaB] 演出助手：菅野将機
大道具：唐崎修 小道具製作：宇野圭一[至福団]
殺陣指導：田尻茂一［アクションクラブ］舞台監督：福澤諭志＋至福団
宣伝美術：Coa graphics［藤枝憲、河野舞、高橋有紀子］
制作：伊藤達哉、岡麻生子 製作：阿佐ヶ谷スパイダース 助成：芸術文化振興基金
出演：
山内圭哉［Piper ］ ：伍郎（浪人）
伊勢志摩［大人計画］ ：嘉寿之新（男装 伍郎と兄弟？）
市川しんぺー［猫のホテル］：小七（島民 信頼の厚い人）
鈴木砂羽［ホリプロ］ ：イチ（小七の妻 働き者）
中村まこと［猫のホテル］：十兵衛（島の仕切屋 下司野郎）
中山祐一朗 ：熊夫（島民 十兵衛の友人 シホ、ツチの夫）
大林 勝 [JAC] ：小助（熊夫の腰巾着）
新井友香［Highleg Jesus］ ：つち（島民 アル中 熊夫の妻）
佐藤真弓［猫のホテル］ ：しほ（島民 海女 熊夫の妻）
桑原裕子［ＫＡＫＵＴＡ］ ：ムラサキ（若い島民 熊夫が片思い）
小山田サユリ ：ムシ（下人 十兵衛の家畜人）
富岡晃一郎 ：ムシ丸（下人 十兵衛の家畜人）
長塚圭史 ：木海（島民 僧侶）
伊達 暁 ：大島屋二代目（豪商大島屋二代目 洗剤で島を汚染）
横山一敏[JAC] ：柳（その用心棒）
2003/6/8(日)晴 2:07-4:41PM(2'33 休憩なし) 中段より 客席超満員（400人）
客層：20-30才代中心、概ね学生っぽい客席。女性8割。
客入れ：当日券詳細不明。通路補助椅子二列(30?席）。夜の回待ち列(発売1時間10分
前で5人）場内誘導常駐、こまめに案内。折り込みパンフ。B5 3ページ。配役、
スタッフ、予定掲載。次回公演。12/18-30＠スズナリ 鈴江俊郎作品「ともだちが来た」
演出：中山祐一朗 出演：長塚圭史、伊達暁 物販。パンフ(B5版 60ページ
1500円）大衆演劇(松竹とか）の体裁パロ、値段まで準拠。キャスト紹介、インタビュー
対談、映画監督・平山秀幸、漫画家・真鍋昌平ほか、盛りだくさん。役者デザインの
缶バッチ(200円)
久々の公演。待つ間に商業演劇クラスへの作品提供、長塚圭史もてもて。
舞台。蜘蛛と蜂が対峙する、墨絵緞帳がドーン。あければ、世界の終わりのような
いつもの装置。雨晒しの板材で高く囲まれた砦。上手に入口扉と物見櫓。下手に
掘っ立て小屋。
お話。江戸時代。公害から奇形発生の島。血液感染するので続々。病を逃れた人々は
砦にこもり、なんとか生きながらえ。秩序を守ろうとするものと、私欲のため支配し
ようとするものが共存しながら。そんな折り、ちとムーディな侍２人がやってくる。
仲間が危ないところを救ってくれたのだ。さらに奇跡のような働きをして、一躍人気
者。それを快く思わない者が定番にいたりして。
勝手な野郎どもの勝手知ったる愛憎地獄。奇天烈で歪んだ世界を背景。愛の理不尽
さを浮かばせる群像劇ともとれ、観客の恋愛体験深度の試金石ともなり？。荒くれた
所行、ギャグめいた台詞（まるきり現代口語）で暴走ぎみ。特に、勢いある前半○。
人間関係と物語が深くなるにつれ、後半はペースダウン。ちと湿って、ベタベタ。
流れからそりゃそうなんだけど、体力不足という言葉も浮かんだり。惜しいと思う
ねこ。
恋愛感情、種々。ダメ男に引かれる不条理、どうしようもないＳＥＸという生理。
また、恋愛を越えた女性の友情。など、過激な物語の中、共感できる切ねえ感情を
浮かばせる。以前より、細やかに丁寧に心象が描かれ。男の願望な視点中心も、
どんでん返しのやるせなさに効いて○
役者。当て書き、時々意外。個性的でできる面子だけど、操られ印象強し。もっと
自由にさせてもいいよな。山内圭哉。淡く色っぺー。伊勢志摩。剛胆。市川しんぺー
いつになくいぶし銀。鈴木砂羽。いい女っぷり。中村まこと。暴れはっちゃく。
中山祐一朗。羨ましいような優柔不断ぶり。新井友香。なんか大人しめ？。長塚圭史。
嫌ーな感じが面白し。伊達暁。バカ殿様演技なんて、新境地？。
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