演劇集団円「西へゆく女」
＠三軒茶屋 シアタートラム(2003/9/19-28 13ステージ)
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/
全指定 一般5000円 学生3500円 ペアチケット8800円［劇団扱い］
インターネット割引（一般） 4500円［劇団扱い］
作・演出：岩松了 美術：島次郎 照明：小笠原 純 音響：藤田赤目
衣裳：前田文子 振付：村田大 舞台監督：田中伸幸 演出助手：森新太郎
宣伝美術：坂本志保 イラストレーション：木村タカヒロ 制作：桃井よし子
平成15年度文化庁芸術団体重点支援事業
出演：下記
2003/9/27（土）晴 7:06-9:12PM(66/休16/43) 中段より 客席満員(220人)
客層：20才代と中高年に二分の大人客席。女性過半数。中年層は男性過半数。
客入れ：全椅子の雛壇席。小さめにまとめた舞台なので、中央よりがやや見やすいかも。
後方に補助椅子。トラムシート(バーに腰掛け）客はいなかった模様。開演前注意など
アナウンスはオリガト版主演女優・広岡由里子で互いにエール交換の形。
折り込みパンフ。キャスト、配役を書いた紙が受付に置いてあり。物販。パンフ。
B6 24ページ 300円。岩松了「私という人間、そしてこの作品」。わけ知りのドラマ
に、敵対する意思を示す必要のことなど。KERA「フフフの秘密」。西に向かうのお題
での役者寄稿。ほどよいサイズ、分量、廉価と三拍子そろって○パンフ。
ポスター500円 イラスト全体がみられるもの。
KERA演出と競作、こちらは作家自身の演出版。
舞台。リアルな廃屋寸前。白漆喰壁、木造の円形ホール。中央に上に窓がある両開き
扉、雑草が茂る戸外に大きな石と、葉が茂る立木。屋内。下手、ドア２、上手壁うち
に上階への階段とドア１。床。中央、円形に市松模様、壁沿いは無地の板敷き。年月
に晒されて、壁にシミ、色違いに塗られたドアも煤けた色合い。
お話。オリガト・プラスティコのレポート参照。
リアルさと情感を増し、やや湿った味わいの岩松版。謎は謎として、両版とも変わらず
不可思議。かなり性急な台詞回しに、追い詰められた心情を写し。対照的におっとり
顔でムーディな女主人ハルの違和感を浮き立たせ。ハルの大事なトキは不安とおびえを
露にして、ハルの影を伺わせるよう。二人の会話場面は孤独で結ばれた、互いに必要と
している関係性がよく判り。白日の下に一様に晒したKERA演出より、個々の関係性を
わかりやすく強調してる印象。ラストで関連する二人をスポットする照明とかもそう
だし。
役者。難しい岩松作品を飲み込んで好演。やや過剰かなな脇役も、自虐自笑の痛みと
おかしみはよく伝わり。ハル役・岸田今日子は岸田今日子してる存在感。とりわけ声の
支配力の強さはさすが。トキ役・平栗あつみ。哀しく美しい様にぐっとくるねこ。
オリガト・プラスティコ 演劇集団円
vol.2
本多劇場 シアタートラム
2003/9/12-21 2003/9/19-28
13ステージ 13ステージ
盛岡劇場9/23
新潟りゅーとぴあ9/24
近鉄小劇場9/27-28 3ステージ
北九州芸術劇場9/30
広島アステールプラザ10/1
大分コンパルホール10/3
福岡メルパルクホール10/4
上演時間 2時間1分 1時間49分（休憩不含）
演出 ：ＫＥＲＡ 岩松 了
舞台美術：星健典 島 次郎
照明 ：吉倉栄一 小笠原 純
音響 ：藤田赤目 ←
衣装 ：加藤寿子 前田文子
宣伝美術：雨堤千砂子 坂本志保
出演：
ハル ：広岡由里子 岸田今日子
トキ ：宝生 舞 平栗あつみ
タジマ：渡辺いっけい 石住昭彦
スズキ：長塚圭史 渡辺 穣
ヤマネ：安澤千草 佐藤直子
タカギ：八十田勇一 望月栄希
イノ ：矢沢幸司 吉見一豊
ミノル：鈴木リョウジ 瑞木健太郎
［月間一覧］
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