＠表参道 スパイラルホール(2006/2/3-5 4ステージ)
http://www.spiral.co.jp/index.html
全指定 前売4500円 当日4800円
＠名古屋 名古市千種文化小劇場 3/29-30 2ステージ
＠大阪 アイホール 4/1-3 3ステージ
作：北村想 演出：芹川藍
舞台美術：宇野萬 照明：沖野隆一 技術監督：小林清隆 舞台監督：ジ・アクト
技術監督：小林清隆 衣装：葛西佐紀、森本恵美 小道具：高彩裕子
演出助手：渡辺なほみ 音響協力：水越佳一 アートディレクション：長友啓典
グラフィックデザイン：十河岳男+K2 制作：長井八美ほか
企画：劇団青い鳥 製作：青い鳥創業 協力：R＆R、avecビース
運営協力：キョードー東海
出演：
天光眞弓：さなえ
芹川 藍：まつみ
葛西佐紀：さぎり
2006/2/4(土)晴 2:05-3:43PM(1'36) 前方上手 客席満員（240人）
客層：中年層中心の大人客席。女性7,8割。
客入れ：前ベンチ3(A-C)+椅子1列、通路を挟み、雛壇に椅子8。見晴らしのよい
客席なり。折り込みチラシ若干、パンフなし。物販。パンフ(A4横 14ページ
700円)3人のサイン入り。 挨拶、役者へコメントほか。布バック700円(パンフ
セット1200円)。Ｔシャツ1900円 ほか戯曲掲載雑誌、ビデオなど。カーテン
コール2回2分。 次回公演 来年5/23-27＠紀伊國屋サザンシアター「クレイジー
キルト」 作：葛西佐紀、天光眞弓
プロジェクトナビ初演(1999年＠ナビロフト,こまばアゴラ）。２人芝居を青い鳥メン
バーにあてて、プラスワン。親交ある北村想の作品は意外にも初とか。
舞台。斜におかれたテラス付き家屋。白い壁、マリンブルーの柱、小さな木造の窓と
爽やか。テラスの上手に白ベンチ、中央より白い丸テーブルと椅子３。後半は初演と
同じく撤収された空間となり。
お話。カフェで、いっこうに現れない演出家を待つ女優達。やがて、主役を狙っての
密やかな、隠しておけない攻防。理屈また感情、妄想絡みでもつれる会話。本当に
待っているのはなにかしらん。後半は、オフステージの女優達。演ずることへの
とりどり、時々うんちくの会話劇。
32年目の青い鳥、演劇と人生への思いの丈。今の自分たちを演じることに奮闘、やり
抜いてきた誇り。そして、不安を感じながら諦めず、未来を見つめようとするナイー
ブさ。彼女たちと同様、生き抜いてきた中年客層には暖かい共感を呼びそう。
前半ミステリー会話劇。北村氏の書き言葉に、青い鳥の話し言葉がさざめく反応の
面白さ。３人の個性、とりわけ芹川さんの異能ぶりも愉快。後半、和洋映画と俳優の
話に、魅惑の歌謡ライブ添え。ぽんぽん飛ぶうんちくエピソードは、いにしえの
60年代付近。寺山修司、ビスコンティら才気への憧憬と愛情、今の不満に頷いたり
するおやじねこ。
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