＠新宿 紀伊國屋ホール(2009/1/29-2/8 13ステージ)
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall2index.html
全指定 前売5500円 当日5800円
＠新潟 りゅーとぴあ 2/11 1ステージ
＠大阪 シアター・ドラマシティ 2/14 1ステージ
脚本：進藤兼人 演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ［ナイロン100℃］
美術： 中根聡子 照明： 清水利恭 音響： 藤田赤目 衣装： 前田文子
舞台監督： 久保勲生 ヘアメイク： 大和田一美/APREA 演出助手： 相田剛志
宣伝美術： 坂本志保 宣伝写真： 三浦憲治 宣伝スタイリスト： 兼田サカエ
宣伝ヘアメイク： 大和田一美/APREA、倉田正樹
制作・プロデューサー： 大矢亜由美 主催・製作：（株）森崎事務所M&Oplays
http://shitoyakanakedamono.blogspot.com/
助成：平成20年度文化芸術振興費補助金 芸術創造活動重点支援事業
出演：
浅野和之 ：前田時造 （前田家の父親 50歳)
広岡由里子 ：前田よしの（前田家の母親 40歳)
すほうれいこ：前田友子 （前田家の長女 20歳)
近藤公園 ：前田実 （前田家の長男 18歳) [大人計画]
緒川たまき ：三谷幸枝 （ハイライト・プロの事務員 26歳)
佐藤誓 ：香取一郎 （ハイライト・プロの社長 42歳)
大河内浩 ：吉沢駿太郎（流行作家 35歳 友子の愛人）
山本剛史 ：ピノサク （ハイライト・プロ所属の歌手 35歳)
玉置孝匡 ：神谷栄作 （税務署員 31歳) [PPPP]
吉添文子 ：マダムゆき（バークラルテのマダム 32歳)
2009/2/1(日)快晴 2:05-3:44PM(1'38)中段中央 客席8割(350人)
客層：老若男女幅広く、男女半々。
客入れ：後方とサイドに空席。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚に配役、
スタッフ。 物販。パンフ □20cm 34ページ 1000円。覗き窓付。ケラ・インタ
ビュー、本谷有希子×広岡由里子対談収録。 カーテンコール2回1分。
高度成長期の1962年公開映画(川島雄三監督)が元。KERAもみた東京乾電池公演
(1996)以来みるねこ。
舞台。昭和の公団住宅。コンクリート打ちっ放し感のある外壁の下、煤けた白壁、
ブルー枠内鉄サッシ。調度は木製のソファとテーブル、ビニールのテーブルクロス
家具調のステレオ、小さな白黒テレビ。上手に寝室、中央に通路が見える窓と
鉄ドア。下手にベランダ、トイレや風呂場ドア。
お話。芸能プロの甘い会計から、男達の手を借り証拠隠滅しては猫ばばの天使の顔
をした悪魔女性。悪事がばれてもあくまで太々しい犯罪一家。そんな悪い奴らの狐
と狸の化かし合い。
小気味良い、小粋なブラックコメディ。往事の映画台本をまんま、美術衣裳や
キャラ設定は昭和ムードも、さらっと過ごし。悪びれない一家・両親ら、すっと
ぼけた風味で黒い笑いをコミカルに生み。悪女役・緒川たまきの品は良いのに
性悪な「昭和の女」風情もまたよし。ほか、配役は剛柔キャラがそれぞれ嵌って
適材適所。腕の良い職人が力まず、腕をふるった佳作な印象ねこ。
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