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 iaku「あつい胸さわぎ」

 @下北沢 ザ・スズナリ(2022/08/04-22 15ステージ)
 全指定 一般前売5500円 当日6000円 U-25(前売・当日共)2200円
 高校生以下(前売・当日共)1100円
 早期観劇割引(8/4-7) 一般前売5000円 当日5500円
  @大坂 in→dependent theatre 2nd 8/18-22 7ステージ

 作・演出:横山拓也 舞台美術:柴田隆弘 照明:葛西健一 音楽:山根美和子
 音響:星野大輔 演出助手:朝倉エリ 衣装:中西瑞美(ひなぎく)
 舞台監督:青野守浩 宣伝美術:下元浩人(EIGHTYONE)
 制作:徳永のぞみ ラインプロデューサー:笠原希 主催:一般社団法人iaku
 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)、
 独立行政法人日本芸術文化振興会

 出演:
                            初演    再演
                       2019/09/13-23  2022/08/04-22
                        16ステージ  15ステージ
                     こまばアゴラ劇場 @ザ・スズナリ
                        1時間42分  1時間53分

 武藤千夏(芸術大学の文芸学科学生)     :辻凪子   平山咲彩
 武藤昭子(マスモリ繊維(株)社員。千夏の母):枝元萌   ←
 川柳光輝(芸術大学の舞台芸術学科学生)    :田中亨   ←
 花内透子(マスモリ繊維(株)社員)      :橋爪未萠里 ←
 木村基晴(マスモリ繊維(株)社員)      :瓜生和成  ←

 2022/08/08(月)晴 6:04-7:58PM(1'53)最前方より 客席ほぼ満席(110人)
 客層:2世代、大人より、男性過半数。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒、不織布マスクへ交換依頼。チラシ束入れの
 ビニールの音が出ないよう、仕舞うか、椅子の下へ、開演前に脱帽など、注意が
 いたせりつくせり。開演直前なのに、トイレを済ませては今回に寄らず遅くおかしい。
 当日パンフ A5 3ページ。物販。上演台本?。カーテンコール2回後規制退場。

 3年振り再演。主役交代、ほか続投。
 舞台。円形平台・2段重ね。頂上に2つの円筒椅子。壁三方は天井からすだれ状。
 お話。恋愛ベタ娘の胸にふと沸き上がった、生活に追われる母の目にふと現れた花火
 のような、二つの恋。ほのかに色めく親子だが、娘の健康診断の結果が思わしくなく
 今まで通りには立ち行かなくなる。

 生きづらい今に痛く響き、優しい言葉や眼差しがじんと沁みる台詞劇。再演は黙した
 間合いの心象風景がより濃く深くなった印象。照明や音響、音楽も控えめな中も一層
 効果的。母と娘、関わる男女らの関係性や事情が、優しくまた皮肉残酷に重なりあう。
 巧い展開だけど、登場人物をみんな辛い目に合わせずとも〜と感情移入して思う
 ねこ。主役平山さんが瑞々しい、丸いパーツで出来た容姿が愛らしい、応援小旗を
 振りたくなるねこ。

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