弘前劇場 FRAGMENT連続公演 VIII「アザミ」
＠下北沢 ザ・スズナリ(2002/5/2-3 3ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
＠弘前 スタジオ・デネガ5/25-6/1
全自由 一般前売2800円 学生前売1500円 2公演通し券5000円 当日3000円
作：長谷川孝治 演出：福士賢治 舞台監督：野村眞仁 照明：中村昭一郎
音響：原島正治[舞台音響・囃組] 舞台美術：三浦孝治
宣伝美術：デザイン工房エスパス 装置：鈴木徳人 制作：佐藤誠 (有)弘前劇場
初演 今回
2001/3/9-11 2002/5/2-3
4ステージ 3ステージ
こまばアゴラ ザ・スズナリ
(弘前3/17-20) (弘前5/25-6/1)
全9ステージ 全6ステージ
前売2800円 ←
上演時間1'35 1'50 演出：長谷川孝治 福士賢治
出演：
平井 正(大学講師) ：畑澤聖悟 福士賢治
里中久美子(ラジオ局制作) ：佐藤てるみ 濱野有希
林 ふゆ(平井の元アシスタント)：藤本一喜 ←
野口光彦(平井ゼミの学生) ：山田竜大 ←
2002/5/3(金祝)晴 2:03-3:52PM(1'50) 前方より 客席ほぼ満員(110人)
客層：老若男女。年齢層高めの大人客席。服装とか渋色。
客入れ：前方桟敷(ベンチ）、後方雛壇。荷物預かりあり（入口のみ）。壁より詰め
１回あり。折り込みパンフ。B6 4ページ。あらすじ、配役、スタッフ。いつもの
年齢設定がなく、ふーん。次回公演。5/11＠浪岡若手公演、7月＠東京弘前。畑澤
聖悟新作。12月＠東京弘前。長谷川孝治新作。物販。上演台本。初演と同じ(1000円)
畑澤聖悟に当て書きと思われた本作、意外にも福士賢治演出・主演にて再演。
舞台。初演と配置同様、細部変更。大学講師研究室。上手、サーモンピンク(変更）
のソファセット。下手に書籍が詰まれた机はスチール製(変更）、ＰＣはＮＥＣ
（変更）と地方らしい。後方にスティールラック、正面を向いて２列、その両側に
２列。壁はＯＡ色なグレー(変更）。上手奥の入り口はよくみえず(変更）。下手奥の
窓ブラインドはあったかしら。全体、「大学講師」にふさわしい安普請となり。
お話。初演同様。モノローグとか中心に、加筆改訂はあるよう。
役者芝居でだいぶ味わい違い。初演のが鮮烈で見栄えは○。自虐に追い込んでいく様
は初演のが激しくも、悲壮感は再演が増し。ちょっとキちゃってる畑澤さんだと、
ものの哀れを不思議と感じさせず。より日常なおじさんを演じる、福士さんのが共感
呼び。異常な状況、カタルシスに裏打ちされた、孤独の沁みるような痛々しさに
しみじみねこ。ほか。下世話どろどろの三角関係と、切なく美しい童話のありえべか
ざる同居。ザクザクとひたすら鉛筆を削る様など、心情の巧みなビジュアル化。
など、印象に残ったねこ。
役者。福士さん。早間の台詞回しが大変そう。青森での変化に期待。山田さん。
衝動に走り、為すすべもなく佇む。危うさと悲しさを体現して◎。
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