唐組「ジゴロ、唐十郎扮する版「秘密の花園」」
＠曙橋 フジテレビ跡地特設テント (1999/10/15-17 3ステージ)
残り10/22-24,29-31＠鬼子母神境内あり。
作・演出：唐十郎 舞台美術、照明、音響、製作：唐組 宣伝美術：合田佐和子
出演：
飯塚澄子 ：いちよ、もうひとつの顔はもろは
堀本能礼 ：アキヨシ
稲荷卓央 ：いちよの夫 大貫
唐十郎 ：ジゴロ、かじか （'98公演では伊原裕次）
鳥山昌克 ：日暮里の殿
久保井研 ：人工夢遊病を解く精神科医師（'98公演では金井良信）
藤井由紀 ：姉の影
辻孝彦、大久保鷹 ：ねんねこ男、消防団員、看護婦
ほか3名 ：消防団員
1999/10/17(日)晴れ 7:00-9:00PM(50/休10/60) 中段より 客席満員(100人)
客層：ホントに老若男女、とりどり。
客入れ：開演15分前。テント前に集合、整列、一斉入場はいつもどおり。テキパキ
して声がでかい係員○。花園公演よりはゆるめの客席でらくちん。上手だと見切れ
があるかも、中央によったほうが○。
会場。新開拓のフジＴＶ跡地。新宿から駅２つ、曙橋下車、徒歩15分。高台にある
更地到着。テントがあるところだけ、取り残されて岬状。眼前、新宿の高層ビル群
の夜景一望。ラストのテント明け。そのビル群が上手端位置、と視界から外れるの
はなぜかしら？。
舞台。ちいさなアパートの一室。上手に戸外のトイレ。は前回公演と一緒。
お話。リート流し台、生活調度いれたカラーボックス。下手、壁に衣装箪笥。上手、
外壁の一部を覗かせながら戸外に便所ボックス。笹やら草木が周囲に。
物語。年に似合わぬプラトニック関係のアキヨシ、いちよ。控えめな幸せもアキヨシ
の縁談話で黒い影。話を進めているのはいちよそっくりの姉・もろは（二葉）で・・。
昨年好評の作品再演。若手役者の成長もあって、しっくりはまる舞台。結びつき
ながら、結び合われない男女をしっとり、荒くれと怪しさ忘れずに描いてく。いつも
ながら、台詞にうっとりねこ。下世話で気高く、荒くれてて詩的で、とても素敵。
お楽しみのヒロイン・飯塚澄子。堂々の女優ぶりに拍手。客演、生きていたのね
な、８年ぶりの大久保鷹。相変わらず口の周り青々、にたり笑いがなんともいえず。
かちこちの若手俳優の間を楽しそうにリラックスして演じてる姿に微笑み。唐さんは
おぼっちゃまなジゴロ役。登場はあんまり奇をてらわず。でもあの妙なつけ毛は
なんですか？。
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