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 グローブ座カンパニー 子供のためのシェイクスピア「リア王」

 @新大久保・東京グローブ座 (2000/7/16-29 8ステージ)
 ほか全国ツアー・中信地区、仙台、宇都宮、ひたちなか、三重上野市、津市、
 滋賀日野、大分、鎌倉、名古屋、新潟(十二夜)、山形、水戸

 指定席(1・2階)4,000円 中学生以下3,000円 自由席(3階)2,500円
 当日券(1・2階柱かげ席30枚ほか用意)3,000円 立見(当日券売切時)2,000円

 作:W・シェイクスピア 訳:小田島雄志 構成:田中浩司 演出:山崎清介
 照明:山口暁 衣装:池谷泉 音響:豊口謙次 演出補:小笠原響
 衣装制作:友好まり子 小道具:高橋麻衣子 舞台監督:工藤静雄
 企画製作:東京グローブ座 制作:峰岸直子ほか
 参考HP:
 「山崎清介、田中浩司の稽古場日記」
 http://homepage1.nifty.com/j-ishikawa/nikki-new.htm 
 「小須田康人のホビロン大王日記」
 http://www.nifty.ne.jp/forum/ftheater/fstage/weekly/hobiron/index.htm 

 出演:
 小須田康人:リア
 伊沢磨紀 :コーデリア、道化
 佐藤誓  :ゴネリル、コーンウォール公爵
 間宮啓行 :リーガン、オールバニ公爵

 戸谷昌弘 :グロスター伯爵
 植本潤  :エドマンド 
 福井貴一 :エドガー(初演は明楽哲典、今回も中信、仙台では明楽さん)

 彩乃木崇之:オズワルド、フランス王
 山崎清介 :ケント、あの世のリア(人形) 

 2000/7/20(木祝)夏晴 2:05-4:20PM(50/休15/70) 1F中段より 客席1Fほぼ満員
 客層:ホントの老若男女。20才代女性最多に、小学生からじじばばまで。今日は
 夏休み初日とあって、結構家族連れあり。
 客入れ:当日券。開演1時間前から。戸外に整列。暑いでしょうと20分ほど前に
 ロビー開場、椅子に誘導あり。自由席待ちの数人も同様。親切なり。販売時で
 10名ほど。キャンセルの良席が若干。1Fの両袖補助、2、3Fの後方、真横席
 中心に販売。50席はありそう。
 物販。パンフ(B5 800円)、台本(1,000円)、Tシャツ(1,500円)、人形(3,500円)
 ポスター(300円)。パンフは24Pとシリーズ最大の充実。小振り(旧版はA4)で
 ○。先生方の寄稿、稽古場訪問イラスト、長野の高校での公演日記も掲載。
 
 恒例の開演15分前「イエローヘルメッツ」コーラス。黒のカッパに黄の工事キャ
 ップの一団。伊沢さんMC。昨日二千円札が発行されました(と見せながら)
 二千円札、にゅしぇいえん>>「チャタヌガチューチュー」と強引に。細野晴臣の
 ヴォーカルにあわせ、みんなで踊りん。

 初演時、口コミで評判が伝わり、リピートする人もすくなからずだった、シリーズ
 最高作。ねこも二回観ちゃっい。エドガー役を変更以外、初演キャストを引き継い
 での再演。さすがの人気で、前売りチケットはほぼ完売状態とか。

 印象は初演と一緒。子供達もわかるようにしたことで、古典を純化。シンプルな
 美術に刺激される想像力。配役や演出の演劇的な配慮の細やかさ。父と子の物語
 として、近くて遠い間柄の悲劇な共感呼び。今はなきリアとケントを語り部に、
 歴史を今につなげて広がりとか。お茶目さを忘れない楽しさ、終始健在。
 クラッピングのリズムも巧みに活用。なにより、役者をみせる舞台にしてるのが
 芝居好きには嬉しい。完成度高いのに敷居は低くて、まあホントすばらしい。

 照明にムービングライト6。ラストとかの効果が1Fだとわかりにくくて、残念。
 ほか、俯瞰したほうが良さそうなとこが多々あり。ベストは2F席か。

 今日のイエローヘルメッツ「お昼休み」。話題は野球。大リーグへ選手が。とか
 野球ちんぷんかんぷんらしい植本さんに山崎さん話題ふり。平成の怪物ってしっ
 てる。それってアニメ?、ああ実写かあ(だから野球の話しだって)。とかおとぼけ。
 疑問、巨人だけなんで「軍」がつくのか。西部やたけしならいいけど。
 西部ってしってるとふり、植本・よくいく、買い物に(お約束にぼけ)。

 役者。小須田さん。終始厳しい佇まいで孤立してる様が哀しい。植本さん。なんか
 いちいちきれいでキュートな動き。客席のお姉さん達の声にならない歓声が印象
 ねこ。
 
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