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 カムカムミニキーナ「燻し銀河」再演

 @天王洲アイル 天王洲 銀河劇場(2008/3/26-30 7ステージ)
 http://www.gingeki.jp/index.html
 全指定 S席6000円 A席4500円

 脚本・演出:松村武 舞台監督:戸田司(ザ・サムシングエルス)
 美術:中根聡子 照明:林之弘(六工房)音楽:後藤浩明 音響:伊東尚司、
 山下栗美子、竹下亮 小道具:石井美和 振付:長田奈麻[ナイロン100℃]
 殺陣指導:森貞文則 演出助手:大熊誠一郎 チラシ:李[劇団鹿殺し]
 制作:鈴木祥子、ネルケプランニング プロデューサー:松田誠

 2008/3/30(日)雨 6:01-8:15PM(2'10)1階前方中央 客席9割(650人)
 客層:20-30才代中心、男女半々。
 客入れ:当日券あり、詳細不明。1階はまんべんなく埋まり。折り込みチラシ
 結構。パンフ A4 両面。配役、スタッフ。 物販なし。終演後、藤田記子
 の個人イベントチケットを自ら販売など。小林さん、清水さんは自らチラシ
 配りながら、テンション高めに自公演PR。 カーテンコール3回4分。

 99年初演、そんな名を持つ中規模劇場で再演。
 舞台。後方一段高く。テーブルや座敷を持ち込み式。背景に影絵を多用。

 お話。九尾の狐伝説がある村で起きた大量殺人事件。未解決の事件のかぎを握る女・
 おふうは失踪。それから15年、老刑事のもと、事件に関わる重要情報がもたらされる
 時同じくして、記憶定めぬ母を慕うおふうの娘のもと、彼女に合わせると謎の女が
 現れる。猟奇事件の謎と狂騒、渦巻く愛憎と喪失の哀しみを、銀河鉄道の旅にのせて
 描いてく。

 面白キャラ芝居、物語る演劇のコンビランチ。物語性ある芝居ベース。言葉に流れ
 勝ちで、叙情に乏しい処を役者芝居に託し。客演陣ががっつりサポート。キーとなる
 女・おふうが妖しさ存分も、それだけの印象に留まり、惜しいところ。人間と交わる
 なら、愛の行方がどこらか描いてほしいよね。

 布で巨人、血潮ら見立ては、野田演劇大好きな松村らしく、微笑。簡素な装置も、
 影絵で空間カバーして賢いところ。

 役者。期待通りにテンション芝居、銀河劇場を下北沢駅前劇場化する、小林、藤田、
 松村に笑い。狂っても冷静、清水宏。暑苦しすぎて、逆に清々しい原金太郎。
 アナザーサイドなシリアス演技にうーみな、福田転球。

         初演      今回
         中野ザポケット 天王洲 銀河劇場
         1999/8/11-22  2008/3/26-30
         16ステージ   7ステージ
         前売3200円   S席6000円
         2時間30分    2時間10分
 出演
 おふう    :明星真由美   遠山景織子
 サムラ    :聖ノム     福田転球

 イサ     :山崎みちる   杏さゆり
 ヤスバ    :山崎樹範    和田正人[D-BOYS]
 ミヤト    :山中裕子    菜月チョビ[劇団鹿殺し]
 ツチガミ   :今村佳岳    原金太郎
 力ルナ    :松田かおり   長田奈麻[ナイロン100℃]
 銀さん    :松村武     清水宏
 ゴールドダスト:八嶋智人    小林健一[動物電気]
 ラマン    :藤田記子    ←
 機関車トーマフ:元尾裕介    松村武
 ノキリ    :小島啓     森貞文則
 火葬場の学生 :小島啓     小島啓寿
 駅員     :田端玲実    田端玲実
 その他    :市子嶋しのふ  長谷部洋子
         住吉世〆子
         宮崎健

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