＠心斎橋 ウイングフィールド（2017/12/15-17 4ステージ)
http://www.wing-f.co.jp/index.html
全自由 一般前売 2800円 中高生 1500円
作：大竹野正典[くじら企画] 演出：くじら企画
舞台監督：谷本誠 照明：林 鈴美 音響：大西博樹 制作：秋津ねを（ねをぱぁく）
製作：くじら企画
出演： 初演 (2002年) 再演 (2005年) 今回 ナガヤマノリオ 風太郎 ← 秋月雁 少年ノリオ 川田陽子 ← 森川万里[桃園会] サトウ（タクシー運転手）石川真士 飯島和敏 戎屋海老 サガワ（タクシー運転手）森田太司 石川真士 九谷保元 ムラタ（ガードマン） 栗山 勲 ← ← ツルミ（夜警） はんまけん えび 下村直裕[劇団大阪新撰組] ノリオの姉 藤井美保 ← ← ノリオの母 後藤小寿枝 ← 小栗一紅
2017/12/17(日)晴 2:08-3:41PM(1'31）中段上手 客席超満員(80？人）
客層:20-30才代と中高年、大人中心に2世代。男性過半数かな
客入れ:開場時2，30人。何時ものように靴を脱いで入場。桟敷1、低いベンチ6、
パイプ椅子2列。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。舞台衣装を着た役者
写真は判りやすいけど、役名は添えて欲しいところ。物販、。戯曲本。
カーテンコール1回2分。小寿枝さんより挨拶あり。
2005年再演以来久々にみるねこ。キャスト総入れ替え。開演前に舞台監督さんより
作品とモデルになった連続殺人犯・永山則夫につき前説あり。
舞台。中央にちゃぶ台。三方壁に金属パイプ6本。
お話。かつて親に捨てられた青年は、職場仲間に疎まれたと感じ、職場を転々とし
やがて手にした拳銃を唯一の友と思うようになる。
優しい亡霊達の悪夢より現実が辛すぎるという、ガツンとくる悲しい舞台。罪は
許されるものではないけど、居場所がなく追い詰められていくノリオのありさま
には、世の理不尽さへの憤り、涙を隠せず。断ずるではなく、そばによっていく
作家の視線が温かくもあって、じんわり。少年ノリオ・森川万里さん。突き詰めた
震える芝居に、ねこも揺すぶられ。秋月雁、戎屋海老らおじさん俳優の熱意と
不器用さに愛情を感じるねこ。
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