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 東京芸術祭 2024 芸劇オータムセレクション 木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」

 @池袋 東京芸術劇場 プレイハウス(2024/09/15-29 11ステージ)
 全指定 一般 S席9500円 A席8000円 サイドシート5500円 吉三割 25500円
 (一般S席同日3名)早割S席8500円 A席7000円(9/15,16)
 スウィング俳優出演回 S席8500円 A席7000円(9/26)
 65歳以上(S席)9000円 29歳以下(A席)7500円 高校生以下1000円 幕見席2500円
  @松本 まつもと市民芸術館 10/5-6
  @三重 三重県文化会館 10/13
  @兵庫 兵庫県立芸術文化センター 10/19-20

 作:河竹黙阿弥 監修・補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生[KUNIO
 美術:金井勇一郎 音楽:☆Taku Takahashi(m-flo) 照明:横原由祐
 音響:星野大輔 衣装:Antos Rafal ヘアメイク:国府田圭 振付:北尾亘
 補綴:稲垣貴俊 演出助手:矢本翼子 舞台監督:大鹿展明 広報:森 明?子
 制作進行:清水翼、関あゆみ 宣伝美術:永瀬祐一 宣伝写真:設楽光徳
 宣伝スタイリスト:ゴウダアツコ 宣伝ヘアメイク:西川直子
 主催:東京芸術祭実行委員会[公益財団法人東京都歴史?化財団(東京芸術劇場・
 アーツカウンシル東京)、東京都]
 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・
 音楽堂等機能強化総合支援事業))|独立行政法人日本芸術文化振興会
 一般財団法人地域創造 協賛:アサヒグループジャパン株式会社
 制作協力:一般社団法人ベンチ 企画制作:東京芸術劇場、木ノ下歌舞伎/一般社団
 法人樹来舎

 場割り:
 第1幕:約111分
 湯島天神境内の場
 松金屋座敷の場
 新吉原丁子屋 吉野部屋の場
 柳原夜鷹宿の場
 新吉原丁子屋 一重部屋の場
 新吉原丁子屋 再び 吉野部屋の場
 新吉原丁子屋 再び 一重部屋の場
 柳原新井橋の場
 両国橋材木河岸の場
 大川端庚申塚の場
 割下水伝吉内の場

 第2幕:約68分
 地獄正月斎日の場
 小塚原化地蔵の場
 新吉原八丁堤の場
 新吉原丁子屋 二階の場
 廓裏大音寺の場

 第3幕:約86分
 巣鴨在吉祥院の場
 丁子屋別荘の場
 本郷火の見櫓の場

 出演:
 田中俊介 :和尚吉三、小林の朝比奈、乞食一
 須賀健太 :お坊吉三、閻魔大王、乞食二
 坂口涼太郎:お嬢吉三、丁子屋ちょうじや新造花巻、乞食三

 藤野涼子 :丁子屋花魁 一重、夜鷹おはぜ、鬼四
 小日向星一:木屋手代 十三郎、丁子屋の若い者喜助、鬼一
 深沢萌華 :伝吉娘 おとせ、浪人狸穴の金太、鬼二
 武谷公雄 :八百屋 久兵衛、浪人鷲の森の熊蔵、丁子屋主人長兵衛、鬼三
 高山のえみ:丁子屋花魁 吉野、夜鷹おいぼ、捕手三
 山口航太 :おしづ弟 与吉、丁子屋花魁九重、五官王、捕手二
 武居卓  :文蔵倅 鉄之助、金貸太郎右衛門、浪人蛇山の長次、
       丁子屋遣手おつめ、堂守源次坊、厄払い、鬼五
 田中佑弥 :釜屋武兵衛、医師 山井養仙、素帝王、捕手一
 緑川史絵 :丁子屋新造 花琴、夜鷹おてふ、鬼六、捕手四
 川平慈英 :土左衛門伝吉、賽の河原の地蔵
 緒川たまき:文里女房 おしづ、紫式部、松金屋 女中
 眞島秀和 :木屋文里[文蔵]、長沼六郎

 スウィング俳優出演回9/26M
 佐藤俊彦:木屋手代 十三郎、藤松祥子:伝吉娘 おとせ 小日向星一、深沢萌華も
 この他の役で出演。

 2024/09/28(土)曇 1:04-6:20PM(1'51/休27/68/休21/86)最前方 客席客席1F8割
 2F最前方のみ(450人?)
 客層:幅広く、木ノ下も歌舞伎も初の方結構 子供連れなし 女性7割。
 客入れ:感染対策 手指消毒任意。通常客席 サイド端は未使用。2Fは再前方のみで
 販売してない?。当日パンフ B5冊子。物販。関連書籍。オリジナルみくじ付
 大判焼き 3個 800円。まい泉のかつサンドもあり。カーテンコール4回 スタオベ
 あり。

 2014年初演2015年再演(芸劇eyes)9年振り3演。ほとんどのキャストを入れ替え。
 舞台。黒の一面 裸の劇場に黒のイントレ足場組み。後方高く、横移動で展開できる
 大階段2基を渡し。床と障子や壁、門と見立ての枠組みらの装置を持ち込み式。
 装置自体は小劇場サイズ。
 お話。大歌舞伎でお馴染みの小悪党の三人の物語に、江戸庶民には知られた振られ男
 文里と花魁一重の恋を併走。アバンギャルドな「地獄」場面を初演以来上演。

 「三人吉三」と出会い直す公演再び。スターシステムかつ絵模様に目が行きがちの
 大歌舞伎から、彷徨い生きる登場人物の心の物語へ力点変えて、味わい深々。
 大学生位の吉三達がそのまま瑞々しく描かれ、演じられているのがホントに素敵
 超有名な台詞はスローバラッドの歌に置き換えて親近。一方の心尽くす大人達も
 大人らしくて胸を打つ。スピードとリズム感に優れ、機動力のある舞台で5時間上演も
 苦にならず、物足りない位。いつかの4演を楽しみにしたいねこ。 

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