＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星ホール(2007/2/8-12 7ステージ)
http://mitaka.jpn.org/
全指定 前売3000円 財団友の会会員2700円 当日3500円 財団友の会会員3150円
高校生以下1500円（前売・当日とも）
＠大阪 HEP HALL 2/16-25 12ステージ
＠長久手 長久手町文化の家 森のホール 3/1 1ステージ
＠岡山 岡山県天神山文化プラザ 3/4 1ステージ
＠福岡 ぽんプラザホール 3/6-7 2ステージ
＠北九州 北九州芸術劇場 小劇場 3/10-11 2ステージ
作・演出：土田英生 舞台監督： 鈴木田竜二、中村貴彦 舞台美術：柴田隆弘
照明：福山和歌子（真昼） 音響：堂岡俊弘 衣裳：飯室亜希子
イラストレーション：川崎タカオ 宣伝美術：西山英和（PROPELLER.）
制作：垣脇純子、本郷麻衣 企画製作：キューカンバー、MONO
出演：
水沼 健：田村譲司
奥村泰彦：成田久孝
土田英生：園川健次
金替康博：明神一実
尾方宣久：坂上美喜雄
2007/2/9(金)晴/小雨 7:35-9:07PM(1'31) 上手後方 客席9割(220人)
客層：小学生からじじばばまで幅広く、女性過半数。
客入れ：当日券あり、サイドに空席。客席誘導、積極的。折り込みチラシ極厚1.5cm
ビニール袋鉛筆付き。折り込みパンフA4 1枚 配役スタッフ。次回公演来年2,3月
物販。劇団初のパンフ（A6 17ページ 500円）オールカラー。挨拶、役者インタ
ビュー、稽古場レポート。 カーテンコール1回1分。
2年ぶりの東京公演、以降全国ツアーの意欲作。
舞台。曲線を描く壁に囲まれた、マリンブルーのロビー。色合いは軽くグラディエ
ーションかかり。ＳＦな非日常空間にある調度は温泉宿。下手に白プラスティック
の椅子とメタルテーブル、壁際にＴＶ、新聞ラック、ビールら冷蔵庫。上方の壁に
大小開口窓、あり得ない高さに小窓１。中央に「等活湯」の石碑。
下手手前にゆったり白ソファ、その後方に上手〜中央にかけて円弧を連ねた渡り廊下
、沿って白い菊の花と石ころ。渡り廊下と下手にアーチを描く出入口、鬼の角状の
飾りつき。
お話。促されるままに脱衣してロビー。サウナと思いきや、どうも様子がおかしい
温泉場。第一、浴室？がとんでもないのだ。5人の男達は探る内に記憶が蘇ってくる
自分たちは事故にあって死んでしまったらしい。では、ここは一体…。
絶望する喜劇、当人達は笑えない笑いが終始ぽこぽこ。設定がいままでにないシュ
ールさで、自由度を増し。具体的会話と、視線の交差や間合らアンサンブルで関係性
をあぶり出す妙技は健在。
被害者！のつもりが加害者！？な皮肉な巡り合わせに、正義の不確かさを。個々の
半端な悪漢ぶりに、傲慢なエゴと罪悪感背中合わせの人の業をあぶり出す。きっぱり
した地獄絵図に至らぬ、半生地獄に今生の有様を映して巧し。作家は相変わらず
冷静かつ底意地悪く、にたりと面白がるおいらもなあと苦笑ねこ。
役者。いつにもまして、くっきりとキャラ芝居。は、みてのお楽しみ。無自覚な
危ない役・金替さん。吐息のような台詞と張り付く笑みに独特のおかしさ。むかつく
古風な人役・奥村さん。わかりやすいお馬鹿ぶり○。
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