＠吉祥寺 吉祥寺シアター(2009/2/6-15 12ステージ)休演2/10
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
全指定 前売3800円 当日4000円 学生2800円 （前売・当日とも）
2/6割引料金 -500円
＠京都 京都府立文化芸術会館 1/31-2/1 2ステージ
＠大阪 ABCホール 2/19-23 6ステージ
＠名古屋 テレピアホール 2/28 1ステージ
＠北九州 北九州芸術劇場 3/7-8 2ステージ
脚本・演出：土田英生 舞台美術：柴田隆弘 照明：吉本有輝子 音響：堂岡俊弘
衣裳：權田真弓・ 大野知英 ［iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA］
演出助手：磯村令子 舞台監督：藤吉成三 北澤佳奈子
宣伝美術：西山英和［PROPELLER.］ 宣伝写真：平野愛（写真とプリント社）
制作：垣脇純子・本郷麻衣 企画・製作・主催：有限会社キューカンバー
平成20年度文化芸術振興費補助金（芸術創造活動重点支援事業）
京都芸術センター制作支援事業
出演：
亀井妙子 ：南大路絵莉子（長女 騙されやすい） [兵庫県立ピッコロ劇団]
山岡徳貴子 ：南大路香奈 （次女 魔女と呼ばれる） [魚灯]
ぼくもとさきこ：南大路ことみ（三女 自称プレイガール）[ペンギンプルペイルパイルズ]
松田青子 ：南大路美季 （四女 本の虫）
水沼健 ：床下の男
奥村泰彦 ：鈴置芳郎（リフォーム会社社員 自己愛の人）
金替康博 ：戸村和則（同上 反応遅い）
尾方宣久 ：青木光陽（同上 恐がり）
土田英生 ：浜島克己（社長 嘘つき）
2009/2/14(土)晴 3:03-4:55PM(1'50)後方上手 客席ほぼ満員(220人)
客層：20-30才代中心に幅広く、男女半々。
客入れ：当日券あり、バルコニー補助なし。折り込みチラシやや厚め。
パンフ A4 1枚。まんべんなく。次回公演。10月「チェーホフを待ちながら」
来年2，3月本公演。 物販。パンフ A5 オールカラー 16ページ 500円。役者
ページ中心、キレイで楽しい編集内容。ほかいろいろ。カーテンコール1回2分。
売れっ子作家・土田英生率いるＭＯＮＯ、貴重な年一本公演。20周年とか。
女性4人を客演に迎えて、膨らみと色合い添え。
舞台。大きいようでこじんまりとした床下空間。後方上方に開口、廊下床と壁が
覗き、足だけがみえて不思議。廊下を支えて梁が下手〜上手手前まで走り。下手は
コンクリート壁、なぜか扉。床にソファ１。
お話。四姉妹が住む旧家に思いがけない床下空間。リフォーム会社が修繕に入るが
これが悪辣。ぼったくらんとするところに、謎の男登場。胡散臭くも堂々とした話
をしだいに信じてしまう会社員達と四姉妹。言われた以上に妄想膨らみ、我が身を
かえりみ、自滅暴走気味となって。
憑き物が落ちたよに快調な嘘つきぶりの土田英生新作。シニカルで冷徹な人間観察
眼を底に置きながら、これがバカらしいコメディ王道。リフォーム会社社員を中心
、困った性格、性癖を繰り返し絡ませ、楽器のように奏して、笑いを生み。
水沼さん演じる虚言癖男の堂々とした、ナンセンスぶりが見事。騙される、晒され
る周囲には痛いところも、不思議とからっとして後味の悪さなし。なにげに謎を
残すところも憎いところ。女優達を客演に、勘違いの恋やら色気を添え、会話に
広がりを持たせて成功。年2回は新作がみたいなあと、改めて無い物ねだりねこ。
役者。水沼さん。そこだけ別世界な面白さ。尾方さん。騙される処になお可愛げ。
金替さん。超天然、唯一無二。奥村さん。てらいのない自己愛ぶりに笑い。
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