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 MONO第39回公演「少しはみ出て殴られた」

 @吉祥寺 吉祥寺シアター(2012/2/17-26 10ステージ)
 http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
 全指定 一般 前売4000円当日4300円 U-25 前売3000円当日3300円
 高校生以下|1500円 初日・平日昼割引500円引き
  @名古屋 テレピアホール 2/29 1ステージ
  @北九州 北九州芸術劇場 小劇場 3/3-4 2ステージ
  @大阪 ABCホール 3/8-12 6ステージ

 作・演出:土田英生 舞台美術:柴田隆弘 照明:吉本有輝子 音響:堂岡俊弘
 衣裳:大野知英 [iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA] 演出助手:磯村令子
 舞台監督:松下城支 イラスト:川崎タカオ
 宣伝美術:西山英和、大塚美枝[PROPELLER.] 宣伝写真:東直子
 制作助手:松竹英里 制作:垣脇純子、本郷麻衣、田平有佳
 企画・製作:キューカンバー
 文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
 京都芸術センター制作支援事業
 出演
 水沼健二 :アケビ・ヨシキ(刑務官 マナヒラ出身)
 奥村泰彦 :ナカゲガミ・ダイジュ(マナヒラ出身)
 尾方宣久 :サダヌキ・サトル(ヒガシマナヒラ出身)
 金替康博 :ヨコヤマ・トオル(ヒガシマナヒラ出身)
 土田英生 :マタギ・タケル(刑務官 ヒガシマナヒラ出身)
 岡嶋秀昭 :ケンザブロー・ヤマモト(マナヒラ出身)
 諏訪雅 [ヨーロッパ企画] :タヌキ・マサル(ヒガシマナヒラ出身)
 中川晴樹[ヨーロッパ企画] :ミタムラ・コニシ(コチ出身)

 2012/02/23(木)曇 2:04-3:42PM(1'36)前方下手 客席ほぼ満員(220人)
 客層:学生〜中高年まで幅広く。女性過半数。
 客入れ:ロビーで、これまでの舞台の模型展示。通常客席。折り込みチラシそれなり。
 パンフ A4 1枚。配役、スタッフ。物販。パンフ A5 20ページ 500円。座談会収録。
 過去公演DVDなど。 カーテンコール1回2分。

 ヨーロッパ企画から客演を迎え、ますます男性ばかりでの新作公演。
 舞台。ひび割れコンクリートの円形ホール。中央一段高く円形床、その真上に窓か
 吹き抜けか天井から円環。出入口が5箇所ほど、上手が食堂や作業場、下手が居室。
 壁沿いの太い柱沿いに階段、上がって看守事務所の設定。

 お話。人権保護と開放型の刑務所。刑務官と看守は和気あいあい。ところが管轄する
 国家が二分され、狭間に弱小王国があるという状態に。生まれた国へのこだわり、
 ナショナリズムが芽生え、小事万事と争いが勃発、刑務官も捲き込んでの大騒動に
 なってしまう。

 社会風刺のシニカルな内容も、軽妙な独特台詞が面白く、くすくす笑いねこ。
 会話というか、口喧嘩と口ごもり一本勝負で潔く。乱闘事件とか、通常見せ場は
 あったことにして、さらっと物語り、安心して楽しめ。役者は持ちキャラ、土田、
 諏訪の毒が薄く、いい人なのにはほよよねこ。

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