＠清澄白河 SNAC(2012/7/21-23 8ステージ)
http://snac.in/
予約2000円＋ドリンク代 当日2500円＋ドリンク代
作・演出：藤田貴大 絵：今日マチ子 照明：明石怜子 アシスタント：召田実子
舞台美術協力・映像:綱川浩伸 パンフレット原稿：藤原ちから 制作：林香菜
主催：マームとジプシー 共催：SNAC、吾妻橋ダンスクロッシング
出演：
青柳いづみ
川崎ゆり子
2012/07/23(月)晴 8:05-9:07PM(1'00)前方下手 客席超満員(50人)
客層：20-30歳代でやや大人より。男女半々。
客入れ：先着順 開場時10人ほど。座蒲団1、釣り椅子2、通常椅子2列。最前方が
見易いとか誘導あり。立見数人。折り込みチラシ少々。パンフ デザイン封筒入り
ポケットサイズ。対談とデータ。物販。今日さんコミックスなど。
カーテンコール１回１分。
セッションシリーズ最終は漫画家・今日マチ子と。来年漫画原作の上演を予定して
今回はその作業の一環とか。
舞台。両壁に漫画原稿、今回の物語順に並び。地面に埋まったような椅子、
歯ブラシ、花、長靴、工事のコーンなどオブジェ。
構成。裏切りやら自己嫌悪やら堪らない学校から抜け出し、川を下り、海に向かう
女子高生。心配してついてきた同級生との沿道、心象語り。
絶望、自傷、笑い、怒りが充満し、知らんわと吠え上げる青柳いづみ。女子な負の
パワーに圧倒される今回。今日マチ子さんの痛い女子エピソードや日々雑感がてんこ
盛り、痛すぎてほぼギャグ、だったりもしてもうアクが濃い。マーム…独特の
リフレイン手法での畳みかけで相乗。その場走りで激しく動き続けるので、閉塞感は
不思議となく。生活感の薄く透明な、青柳いづみと今日マチ子さんの画風のおかげか、
アクは濃くても嫌味はなし。いつも以上に強烈な舞台を唖然としながら見入って
しまうねこ。
アフタートーク 9:07-9:27PM(20) ほぼ居残り
今日マチ子、藤田貴大
以下、記憶を箇条書き。
・海に対する見方がぜんぜん違った。マチ子さんはどん詰まり、汚いイメージ。
藤田は北海道出身で海の向こうは抜けられるイメージ。
・海の考察、一緒に観てみようと二子多摩川から羽田まで5、6時間かけて歩いて
みた。でもしゃべらずに等間隔で歩き、途中たこ上げを一緒にしたが変わらなかった。
不思議な距離感を保って、譲歩せずたどり着いたのはよかった。舞台と客席の
関係についても、もう一度考えさえられた。
・藤田 3ヶ月間、月替わりで共同作業をやったが、どっちが主導すると言うことも
なく、しかし外れなくできた。
・今回の創作はＭＬにそれぞれ書いて行った。痛い女の話で盛り上がった。
マチ子さんからの学校にいたサングラス女や、殴り合いはそんなのないという反応。
・COCOON 1年前にマンガ原作で作品をつくろうと。沖縄戦の話で女子高生達が
海に向かって逃げる、しかしたどり着いても殺されてしまう。
・今回は最後に飛行機が飛ぶのが救い。実際はそのあと2、3時間汚い浜にいたと、
いろいろ怖い体験話し。でも楽しかった。けど、羽田は放射能が高くて結局だめと
いう後日談。
・マチコ 何回も舞台をみていると私の事のように思えてくる。
・藤田 （青柳いずみが怒りまくるが）ギャグシーンはリスキーなのでマームでは
したくない。
・マチコ （鯉のかぶり物をして鯉になるが）羽田の浜辺で鯉の骨が一杯あって、
「鯉がしたい」「恋がしたい」と。どっちから創ったとも言えない。
・質問 飛行機が飛ぶラストカットについて
ぎりぎりで決まった。羽田に行ったとき、その時だけみんなが笑った。実際はその
後2，3時間歩いたので最後ではないが。
・藤田 今回の企画で自信がついた，楽しんでタフになった。
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