＠池袋 あうるすぽっと(2021/03/02-07 8ステージ)
全指定 前売4200円 ペアチケット7600円 U-25 2000円
豊島区民割引 3800円
＠大阪 ABCホール 2/17-20 6ステージ
＠広島 JMSアステールプラザ 2/26-27 2ステージ
作・演出：土田英生 舞台美術：柴田隆弘 照明：吉本有輝子（真昼）
音響：堂岡俊弘 衣裳：大野知英 演出助手：鎌江文子
演出部：習田歩未 舞台監督：青野守浩 イラスト：川崎タカオ
宣伝美術：西山榮一（PROPELLER.） 大塚美枝（PROPELLER.）
制作：垣脇純子 池田みのり 谷口静栄
出演：
尾方宣久 ：脇坂一之介(貿易商人、元武士）
立川茜 ：ツル(その妹）
石丸奈菜美：ヒサ（一之介の元主人筋）
奥村泰彦 ：三國喜左衛門高綱（王宮近衛兵、ヒサの夫、一之介と親交）
水沼健 ：源太（一之介と取引ある職人、ツルと改善活動中）
高橋明日香：クラ（その妻、ハーフ）
渡辺啓太 ：梅蔵（一之介の使用人、タイ生まれ）
土田英生 ：ホアン・バー・タン（一之介と取引あるタイの職人）
金替康博 ：木村庄右衛門（一之介の家に逃げ込んでくる）
2021/03/02(火）雨 7:08-9:18PM(54/休10/67)前方上手 客席7割(100人)
客層：2世代、男女半々。
客入れ：感染対策。靴消毒、検温、手指消毒、セルフもぎり。入場前の
手洗いはもうなし？。最前B列、不規則？に一席空け。折り込みパンフ
A5 3ページ。物販。上演台本。30周年記念誌。カーテンコール2回。
舞台。倉庫然としたオープンな紅い家。屋根の曲線飾りが南国風。
正面から「日本町」眺望。下手に石垣と階段。上手に小屋。
お話。17世紀のタイ、日本町。かつて自由な気風で栄えた町も、現地王朝
とのいさかいや民族間の格差問題で不穏な陰がさしている。貿易商を営む
兄妹、取りわけ妹は改善運動をと訴えるが巧くいかない。そんなところへ
日本からの移民が逃げ込んでくる。
嫌気でなく前向きな相互扶助が前面な今回。コロナ禍の軋轢からのぞむ
理想が舞台と客席で出会った感ある、ウェルメイドプレイ。時代は江戸期
だけど、描かれるのは現代と同じ。偏見、差別、レイシズム。ＭＯＮＯに
してもかなりキツイ表現がされてて、どうするのよと。そんな中、ニュー
トラル、日和見ではなく流されない男・一之介の言動が胸に響く。例えば
正義を言葉にすると零れるものがある、口にした正義と違うことが許せなく
なってしまう等。ちょっと変わった変なお国言葉や、絶妙な間合いの会話で
シリアスな中もおかしみをまぶすお家芸は健在。ＭＯＮＯいいよねと改めて
思ったりするねこ。
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