＠吉祥寺 吉祥寺シアター（2022/03/11-20 10ステージ）
全指定 一般4200円 ペアチケット7600円 U-25チケット2000円
＠北九州 北九州芸術劇場 小劇場 2/26-27 3ステージ
＠岡山 岡山県天神山文化プラザ 1階 ホール 3/5-6 2ステージ
＠大阪 ABCホール 3/23-27 6ステージ
作・演出：土田英生 舞台美術：柴田隆弘 照明：吉本有輝子（真昼）
音楽：園田容子 音響：堂岡俊弘 衣裳：大野知英
演出助手：鎌江文子 演出部：習田歩未 舞台監督：青野守浩
イラスト：川崎タカオ 宣伝美術：西山榮一(PROPELLER.)、大塚美枝(PROPELLER.)
制作：垣脇純子、池田みのり、谷口静栄
出演：
金替康博 ：菊池正志 （総務部部長）
石丸奈菜美：北原未沙絵（総務部部長代理）
水沼健 ：中尾享 （資材調達部部長）
尾方宣久 ：辻裕翔 （資材調達部部長代理）
渡辺啓太 ：小野寺貞二（資材調達部、宗達の弟）
土田英生 ：酒井乃 （営業企画部部長）
立川茜 ：宮島夏帆 （営業企画部部長代理）
高橋明日香：早坂葉月 （営業企画部）
奥村泰彦 ：小野寺宗達（株式会社テック社長）
2022/03/14(月)晴 7:02-9:07PM(2'04)前方中央 客席8割(150？人)
客層：大人より2世代、男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。最前A列。後方に空席。
当日パンフ A4 1枚。物販。パンフ A5 500円 上演台本1000円ほか。
カーテンコール1回後規制退場。
年一公演、新作。来年は「なるべく派手な服を着る」を劇団員のみで再演とか。
舞台。正面窓から緑の山が見渡せる、2階会議室。壁は白とモスグリーンのツー
トーンと昭和。上手に出入口ドア、下手に物置ドア、奥にウォーターサーバー。
中央に、楕円形の会議机と客席側スクリーン設定に向けたプロジェクタ1。
お話。新幹線路線も近い、地方の技術系中小企業。社員数は少ないのにやたら
管理職ばかり、創業からの古参男性と中堅女性という構成。二代目社長はなにか
あると古参ばかり招集するので女性達はもんもん、古参も意見する始末。そんな
ところに新しい問題発生。退社した社員の代理人から社内でいじめがあったと
告発されたという。総務部長へ社内調査が命じられ、聞き取りが始まるのだが。
会社発、裏があってこその表だよねな人間くさいコメディ。いつもながら土田英生
脚本の巧さ、面白さと、ＭＯＮＯ俳優陣の個性とアンサンブルの妙が冴える快作。
この舞台を見て、会社あるあると言ってる人の会社はヤバいよねな、共感ぞろり。
不平不満、問題が暴かれていくドタバタが出歯亀に面白く、悪意には到らず、
あっても根は善人でとの描き方で味わい深く。胸襟を開き(開きすぎだけど）、
謝罪と正直で救われ、明日に向かっていく展開はあり得ないけど、正直素敵で
清々しい。会社務めのみならず、人生でわだかまっている観客は感じるところ
多々ありそう。あと、配役が劇団古参と新生メンザーをそのまま当てはめてて
面白し。
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