サードステージ〈Show Caseアンコール〉「パ・ド・ドゥ」
＠六本木 俳優座劇場 (2000/11/2-12 13ステージ)
＠大阪 11/18-19 全指定前売り当日共4,500円
作：飯島早苗 演出：板垣恭一 作曲・演奏：NORIKO 音楽協力：江村桂吾
美術：小松信雄 照明：倉本泰史[A.P.S] 音響：堀江潤[オフィス新音]
スタイリスト：古池慶次郎 舞台監督：加藤保浩 宣伝美術：鈴木成一デザイン室
イラストレーション：桑原節 法律アドバイス：本山信二郎[さくら共同法律事務所]
企画・制作：サードステージ
出演：
初演 今回
ザ・ポケット
1999/3/4-15
16ステージ
3,800円 名塚憲治（弁護士、草子の元・夫） ：京晋佑[自転車キンクリート] ←
日向草子（ＴＶ制作会社プロデューサー：池津祥子[大人計画] 島田歌穂
、殺人未遂で拘留中） 裁判長（声の出演） ：小西崇之 小須田康人
その他、今回の声の出演：旗島伸子、横塚進之助、宮下今日子、小野啓明、
稲葉暢貴、上野可奈子、田中貞行、大原和洋 2000/11/11(土)晴れ 6:05-7:40pm(1'30) 中段より 客席ほぼ満席(300人)
客層：20-30才代中心に老若男女。女性7,8割。
客入れ：当日券不明、補助席はなし。折込パンフ。Ｂ５変形。2001カレンダー付き
弁護士・本山氏の接見室の話収録。物販。シリーズのビデオ。ところで、12月開業
の大江戸線出口が劇場正面にあり、便利。
昨年上演作、はやくも再演。
舞台。レンガがアーチ、鉄格子が嵌められ、年季はいった部屋。テーブルと椅子の
殺風景。小さな曇りガラス窓の葉模様が唯一外の景色。
お話。愛人の殺人容疑で拘留中の女は、弁護士を依頼。それはかつての夫でも
あった男。ぎこちなくもうちとけつつ、プレイバックする記憶。別れたしこりに
こだわりつつも、力になろうとする弁護士に女は嘘をつき続けて…。
事件というより、その心根を追って見せるミステリー。わかりやすくも細やかな
心理描写を、共感を呼ぶ同世代感覚でして、さすがの本◎。舞台を狭く使い、
初演より大きな会場もギャップはさほどなし。ただ後ろの席だと表情が読み取り
がたく、残念かも。虫の音、雷鳴、ピアノ曲をさりげにいれる間合いは見事。
役者。臭みがへって初演よりすらっと。続投、弁護士役京さん。当て書きキャラ
らしくはまり。滲む優しさにしみじみ再びねこ。島田さん。軽やかな動きが
縛られたキャラと相対し､哀れさ一層感。幼さをどことな残した声に不安がさして
痛々しい。なんかもらい泣きねこ。
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