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青年団 第47回公演 「S高原から」
@駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2004/12/18-1/10 24ステージ)追加2ステージ
http://www.letre.co.jp/agora/index.html
@富士見 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 2/5-6 3ステージ
全自由(整理番号付)前売予約当日共 一般3500円 学生2000円 高校生以下1500円
作・演出:平田オリザ
舞台美術:杉山至×突貫屋 舞台美術写真:田中流 装置:鈴木健介 照明:岩城保
宣伝美術:工藤規雄+高橋加絵、太田裕子 宣伝写真:佐藤孝仁
制作:松尾洋一郎、澤藤歩 主催:(有)アゴラ企画、青年団
平成16年度文化庁芸術団体重点支援事業
出演:下記
再演 再々演
1994本公演 今回本公演
西岡 隆・・・・入院患者・絵描き 足立誠 奥田洋平
上野 雅美・・・面会人 山本崇子 辻美奈子
前島 明子・・・入院患者・絵のモデル 和田江理子 能島瑞穂
村井 康則・・・半年の入院患者 山内健司 古屋隆太
大竹 良子・・・面会人 志摩真実 井上三奈子
佐々木 久恵・・大竹良子の友達 安部聡子 田原礼子
福島 和夫・・・4年目の入院患者 増井太郎 大竹直
鈴木 春男・・・面会人 田中ひろし 古館寛治
藤原 友子・・・面会人 原田雅代 月村丹生
坂口 徹子・・・面会人 山田秀香 たむらみずほ
吉沢 貴美子・・入院患者・妹 広瀬由美子 端田新菜
吉沢 茂樹・・・貴美子の兄 大塚秀記 山本雅幸
本間 一郎・・・新しい入院患者 永井秀樹 秋山建一
松本 義男・・・医師 志賀廣太郎 ←
藤沢 知美・・・看護人 松田弘子 (看護師)村井まどか
川上 俊二・・・看護人 大木透 (看護師)岩崎裕司
2005/1/2(日)晴 2:03-3:48PM(1'45) 後方より 客席超満員(80?人)
客層:地味な、大人よりの老若男女。男性過半数。
客入れ:当日券、キャンセル待ち。2Fバルコニー部分にも客入れの盛況。いつもの
全いす席、5段。舞台直近につき後方も○。袖側の演技があるので、中央で下手
よりがいいかも。場内結構暑くなるのに、コートどころかマフラーもしてる人
あり、謎(ねこが暑がり?)。荷物預かり、場内誘導随時あり。
折り込みパンフ。B6 3ページ。配役、挨拶、予定掲載。次回公演。2/23-24
桜美林大学+青年団「もう風も吹かない」@国際交流基金フォーラムほか全国
ツアー 3/17-30 新作本公演「御前会議」@こまばアゴラ 「ヤルタ会談」同時
上演ということは…、お楽しみなり。物販いろいろ。
劇団代表作、久々の再演。前回との間にフランス、韓国ら海外劇団の上演あり。
今回、中堅若手役者中心の初本公演と意義深いものあり。
舞台。サナトリウムの談話室。淡い市松模様の菱形フローリング。正面に大きく
草木の葉パネル。中央、ガラステーブルを囲むよう 赤いベンチソファとガラス
テーブル。両袖に紗のカーテンと観葉植物。壁際、赤い円弧状サポート下に、白3
赤1のパイプ状柱。下手玄関、上手病棟につながる設定。
お話。伝染性はないが死にいたる病を治療する、都会から離れた高原のサナトリウム
談話室にはおよそ病人にはみえない、それもごく若い患者たち。ぼっさりと静養、
所在なげにうわさ話、また面会者と談話。ごく静かな日常にも、悲喜交々のドラマ
あり。そして茫洋とした、まるで眠りのような死が潜んでいる。
青年団クラシック、再生。役者、演出故か、鮮度向上。表情、仕草目線、言葉の
端々に赤裸々な感情が現れ。「静かな演劇」といわれながら、実のところそうでは
ない。胸騒ぎな作品本来の姿がみえてきて、ほよよねこ。照明がさりげ細やかに
バックアップ。一見、一様にみえるも、森の木陰と淡い陰影をつくり。登場人物の
感情と寄り添うよな、微妙なコントラストの付け方に想像力を刺激されるねこ。
黙して絵になる、細やかな役者芝居とも◎。新生な様が新年に相応しい観劇となり
、嬉しいねこ。
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