＠小竹向原 アトリエ春風舎（2022/02/18-27 10ステージ）
全自由 一般2800円 高校生以下500円（18,19プレ公演 一般2500円 高校生以下500円）
作：平田オリザ 構成：山中志歩 演出：石渡愛
舞台監督：黒澤多生 音響・照明：櫻内憧海 衣装：金定和沙 宣伝美術：松橋和也
制作：太田久美子、寺垣沙織 企画制作：山中企画/（有）アゴラ企画・こまばアゴラ
劇場 主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
黒澤多生*：秋山美和子
西風生子*：上田順子
日和下駄[円盤に乗る派]：大西由美
根本江理*：木下秀子
西山真来*：鈴木真由美
川隅奈保子* ：寺岡理恵子
石渡愛* ：野本小百合
山中志歩*：堀田早苗
五島ケンノ介：町田ミナ
イム・セリュン（リモート参加）：向井京子
*青年団
2022/02/22（火）晴 7:30-8:44PM（1'14）前方下手 客席6割（15人）
客層：20-30才代中心、男女半々。
客入れ：開場時数人。感染対策。検温、手指消毒、連絡先カード記入。
三方囲み、正面？3列、ほか1列。好き好きだけど、ねこが好きな対面シーンは、
正面？がよかったかなと。当日パンフ B5両面。カーテンコール1回後規制退場。
94年＠青山円形劇場 初演後、再演を重ねてきた作品。登場人物21人を
10人、色んな年代の男女混交で再構築した今回。
舞台。黒い教室の体。黒板の、窓の枠組み。壇上のスピーカーも摸し。反対面に3段の
棚の列び。用具、小物が一個ずつ置かれ。中央、とりどりの向きの学校椅子。
机はなし。
お話。いつもの学校、課題どうする、噂話しらお喋り尽きず。転校生・大西由美が
やってくるが、朝目覚めたらこの学校の生徒になっていたと不条理な初対面。それは
それとしてと打ち解けていく生徒達。
ガチャガチャと賑わいながら、生きて行くこと、世界の中の自分を見つめる味わい
ある舞台を久々。世界は女子高生と自由な配役が楽しい。還暦過ぎたおじさんが
花の命は…と別視点で嵌まる異化効果の趣きありとか。椅子が時々でとりどりと
気分のままのよう、ラストに教室に還るのが変わらない明日を願う転校生の心象と
あってホロリとさせられ。夜の学校のムーディが独特。暗くなって遠く感じられる、
でもより確かに見える感覚があり。世界と自分、過去と現在が折り重なっている
ようで、あれこれ思い観られて面白いねこ。
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