＠静岡 静岡芸術劇場(2023/10/08,29 11/11,12,18,19 6ステージ)
全指定 一般4200円 U25・学生割引［25歳以下および大学生・専門学校生］2000円
高校生以下1000円 障がい者割引2900円
＠下田 下田市民文化会館 大ホール 12/15
＠修善寺 修善寺総合会館 大ホール 12/23
＠浜北 浜松市浜北文化センター 大ホール 2/10
＠沼津 沼津市民文化センター 大ホール 2/25
台本・演出：多田淳之介[東京デスロック] 作：川端康成 映像監修：本広克行
美術デザイン：深沢襟 照明デザイン：岩城保 音響デザイン：原田忍
衣裳デザイン：清千草 舞台監督：小川哲郎 演出部：山﨑馨、藤代修平
照明操作：花輪有紀 音響：大朏実莉 美術担当：佐藤洋輔、塚本かな
ワードローブ：牧野紗歩 映像スタッフ：竹澤朗 撮影監督：尾野慎太郎
技術監督：村松厚志 制作（映像）：石井萠水 制作：雪岡純、久我晴子
芸術局長：成島洋子 宣伝美術：阿部太一（TAICHI ABE DESIGN INC.）
宣伝写真：牧田奈津美（F4,5）
静岡県 伊豆文学祭 記念事業 主催・製作：SPAC-静岡県舞台芸術センター
ふじのくに芸術祭共催事業
主催：［修善寺公演］SPAC-静岡県舞台芸術センター、公益社団法人全国公立文化
施設協会 共催：東アジア文化都市2023静岡県実行委員会
助成：文化庁文化芸術振興費補助金（舞台芸術等総合支援事業（劇場・音楽堂等機能
強化総合支援））｜独立行政法人日本芸術文化振興会、
［静岡、下田公演］一般財団法人地域創造、［修善寺公演］文化庁文化芸術振興費
補助金統括団体による文化芸術需要回復･地域活性化事業（アートキャラバン2）｜
独立行政法人日本芸術文化振興会
撮影協力： 伊豆の踊子の宿「福田家」 伊豆の踊子の宿「Guest House 甲州屋」
修善寺虹の郷
映像提供：一般社団法人 美しい伊豆創造センター
株式会社 伊豆急ケーブルネットワーク (IKC) 一般
出演：
山崎皓司[快快]：学生
河村若菜：踊子・薫
春日井一平：旅芸人・栄吉
布施安寿香：旅芸人・千代子
鈴林まり：旅芸人・百合子
桜内結う：旅芸人・母
三島景太：お咲
ながいさやこ：お清、お雪
舘野百代：茶屋の婆さん、福田家の女将、おみよ
渡辺敬彦：茶屋の爺さん、紙屋、鳥屋、三八郎
大内智美：木賃宿の女将、活弁士
加藤幸夫：語り
2023/11/18(土)晴 2:03-4:15PM(2'10)中段中央 客席5割？(200人？)
客層：3世代、子供連れ～じじばばまで。女性過半数。リピーターいそう。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。最前Ｌ？。当日パンフ B5 2つ折り 7ページ。
物販。パンフ A4 200円。うちわ、ペンライトなど応援グッズ、ゆかりのお菓子等。
カーテンコール2回。
プレトーク 1:27-1:43PM(16）武石守正(俳優）
原作と作家。1927年 27才の時の短編。旅の理由と孤児根性(根っこの性）
舞台はタイトル以外の伊豆関係作品も採り入れ。踊り子、旅芸人の被差別の日常と
孤児根性、それぞれの疎外感を描き。旅芸人には現代の要素を入れている。
演出家の紹介。映像を沢山用いている、監修は本広克行さん。舞台美術は川端の
邸宅から。情報量の多い舞台だけど…。
キャッチコピーは「観光演劇」。映像を絡めた観光要素を入れての舞台化。
演出はTJこと多田淳之介。SPACは芥川龍之介「歯車」舞台化以来。
舞台。舞台幅いっぱいの屋根付きテラス、高床式。柵を開けて舞台面。
お話。天涯孤独の学生、自身の孤児根性の鬱屈から逃げようと伊豆行き。家族的な
旅芸人の一行と道連れとなり、踊子・薫、座長・栄吉らと交流を重ねる内、心澄む
思いを抱くようになるが。
清濁混交、学生の一人称原作に、旅芸人らの視点を加えて立体化。旅情を生む主観
映像の景色、踊子との純粋な交歓、闊達な芸事とともに、差別/被差別の現実を重ねて
深く豊かに世界を描き。キレイな主観映像の移動とも、よく「歩く」、同行してる
よな没入、高揚感があっていい。芸事にはドラッグクイーン(お咲）のバーレスクな
ダンスショーあり。拍手また手を上げ、中にはペンライトを振り、コールする観客が
いて、盛り上がり。ラストで差別をディスるラップでもまた。いいね、やるね静岡。
アーティストトーク 4:25-5:11PM(46）2割居残り
上手から、多田淳之介（演出）、春日井一平、河村若菜、山崎皓司、鈴林まり、
三島景太
舞台衣装のまま登壇。今日（5回目の一般向け公演）の舞台はどうでした。
春日井 回を重ねる毎に客席に味方が増える。やりやすい。共に舞台を創っている感。
河村 やっていることは変わらず、お客さんと旅をしてる、（役として）日々辛い
とこが変わっていくのが新鮮。
山崎 幼稚園からの幼馴染みが初めて静岡で観に来てくれていて、最前列にいて意識
しすぎた。
鈴林 TJ(多田さんを皆そう呼び）の作品に住んでいる感じ。寝る場面はホントに
寝てしまいそう。楽しく旅をしている。
三島 味方が増えてる、今日はペンライトがとても多くて。長い役者人生でレアな
経験を。またペンライトを振りに来て下さい。
多田 何も言ってないのに自然発生的に増えた。終わるとスッとしまってリテラシー
も素晴らしい。
多田 「観光演劇」をつくっていわれ、リサーチ。皆さんのお奨めポイントは？。
春日井 踊子歩道・旧道トレイル。見学が始まる前に川に落ちた人がいた。
河村 落ちました。福田家泊まって、お風呂が全地下でどこから学生は見たのかと。
(映像投影）。窓側が今は間仕切りで見えない。ぜひお風呂へ。
山崎 自分も踊子歩道。水が本当にキレイ。あと、道の駅・天城峠。
鈴林 甲州屋。今はゲストハウスに、おかみさんが素敵。ガイドブックにない場所
がいい。狸穴で狸にあって。下田の洞穴に大好きって落書き、これって踊子・薫が
!？と。実際に伊豆にいってみて。
三島 トンネル、非日常。出口のあたりにお茶屋の跡地もある。トンネルを抜けて、
フィクション体験。往き道すがらが楽しい、テンションが上がる。行くことその
ものを楽しみに。
春日井 子供会で伊豆はいった（河村 それは何？。ジェネレーションギャップ）
なので幻想は抱いていない。物語を通していくとより楽しく見える。
河村 実際に旅芸人達は歩いた。距離等結構大変。もう全然歩いてる。
三島 歩くとなるほどと、足と体で体験したからでた言葉かなと。
多田 「雨脚が追いかけてくる」とか。
多田（その場歩きは最初から決めていたのか）「歩く」は演劇でするのは難しい。
最初は一方通行で、セットを決めてからは拘らず、いろいろな方向から。
その場でいろいろやってみて、結構行ける。ただの足踏みよりダンス的で強度が
ある。（稽古場でTJがDJで音楽を流して、1時間歩き続けたことがあった。）
三島 あの歩き方はコツを発見するのに時間が掛かる。形はできるけど、キレイに
見えるようにできなくて。ぶっちゃけ、コツを掴んでのは最近。茨の道を2ヶ月
やってみて、トンネルを抜けた。
多田 いろいろやってもらい、身体能力が高いので出来るんじゃないかと振って。
三島 TJが曲をかけて、やってみてといきなり振ってくる。
多田 松田聖子、レディガガはドラッグクイーンがよく使う。お咲の役は原作には
なく、映画で出てくる。リスペクトして。ドラッグクイーンも旅公演をよくする
のでモチーフに。
質問コーナー
Q1 5回みた、明日でコンプリート。踊子・薫役は河村さん一択です。SPACからの
オファーをどう思ったか。
多田 キター！はキタ。観光演劇と聞いて、宮城さんには何ができると思われて
いるのだろうかと。あらたなチャレンジと思い、引き受けた。
河村 TJと一緒にやれると喜んでいたが、原作が～。薫でいいのかと稽古していたが
確認して間違いが無いかと。
山崎 自分のことを飛び道具ではなく、こういうのは（主役は）久しぶり。
木ノ下歌舞伎以来。プレーンの自分を信頼してもらって。
Q2 原作はあっさりした印象があるが。
多田 俳優達を話して、旅芸人って何だろう？。学生は何を考えていたのか？。
原作は女性蔑視が凄いので、そのままは出来ない、楽しめない。そこで旅芸人に
スポットを当てた。後、衣装が凄くないですか。現代の要素を採り入れている。
（衣装を見て回り）スカート柄はジオパーク、伊豆に近づく。
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