TEAM発砲・B・ZIN VOL.13「ゴメンバー」
＠下北沢・本多劇場 (1998/1/15-20 9ステージ) 全指定前売り当日共3300
作・演出：きだつよし テーマ音楽：佐藤太(BQMAP) 美術：小池寛
キャラクターデザイン：松井大 出演：きだつよし、ラヴ＆ピース川津、
西ノ園達大、小林愛、澤田太歩、工藤順矢、薄井美礼、武藤陶子、平野くんじ
他 全19名
1998/1/18(日)小雨 7:10-9:05PM 後方から 客席超満員（450人)
客層：20〜30才代中心。男女半々。子供連れて一家総出なお客もあり。後半の自分
探し展開で、一部子供が訳わからず？ブーイング、むずかること。
客入れ：当日券、100人ほど列。ネビュラ前日予約（でも当日券扱い）で若い番号
なラッキねこ。場外ではトランシーバーもった係員がこまめに誘導。戸惑い顔の
お客に積極的に声を掛けて○。主題歌ＣＤ発売在り。まあ、しかしいつのまにこ
んな人気でたのかしら。
４年振りに観る。相変わらずな味わいなれど、成長は感じたねこ。
舞台。横いっぱい幅な階段状、手前、中央、上側に踊り場な。中央が開かずの門。
両側窓？な設定、ビル？やらな覗く趣向。
お話。正義の味方もいろいろあり。それでも戦う・・あれっ変身できないリーダー
おかげでできない必殺技。形勢逆転、リーダーに確執な謎の怪人に囚われちゃう。
変身できない、つうかしたくない。自分探しな葛藤を敵味方の弱気者達それぞれに
描いてゆく。
ポイント押さえて、パロパロ天国。決めるとこ決めて、お茶目忘れず。袖からの出とか
演劇の段取りをとほほ笑いと効果に繋げて○。息をつかせぬ、怒濤の展開であれよ
あれよと飽きさせない。昔からのこの辺持ち味は、本職？助演な殺陣やスーツ
アクター、特殊効果でさらにグレードアップ。本多公演、力入りまくり、上り坂の
劇団の覇気あり。
お客は大受け、バカ笑い爆発。でも、そんな面白いこれ？、受けすぎなんじゃ？。
なんでも笑うし。リーダーにまじラブなメンバーが成り行きでカミングアウトする場面。
大笑いするとこじゃないっしょ。よくわからないお客なり。
正義と力を、いじめと暴力、その先の抗う力と意志に。変身を自我獲得に重ねる。
いじめられっ子＜＞いじめっ子な悪役手下の有為転変。謎の怪人とリーダーの復讐
な確執。残りゴメンバーのとほほな人間ぶり。と一様でない人間模様を見せる後半
丁寧にあれもこれもの姿勢に好感。それぞれの決着に至る訳はもひとつ語られて
ない感じで△。なせいか、ラストの飛翔に手応え感じず。空が虚空に感じたねこ。
どうしようもない、けど飛び打破する、その意志をもっとリーダーの言葉から描いて
ほしかったねこ。
小劇場演劇界に３人いるという「小林愛」その１再確認。駅前劇場の最前列で
観たかったねこ。きだつよしさん。気迫こもった演技で○。
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